小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

目の見えない飼い犬のために

2014-06-05 | 犬&猫との暮らし
 カヤと私が出会ったのは、ちょうど1年前の今日。

 糞尿で汚れたケージの中で、ぐしゃっと伏せていたカヤが、何かがケージの中で動いたことに気づいて、ぐいぐいと身体を押し付けてきたのだ。その何かが私だった。
 ほかのボランティアさんが掃除に入っても、カヤはきっと同じようにぐいぐいしたに違いない。

 でも、カヤのそのシグナルに私が感応できたから、今、カヤがここにいるのだ。きっとカヤと私の「気」が合ったんだな。
 「出会った」ということだけでは、結ばれない縁もたくさんあるのだから、そういう意味ではちゃんと敷かれたレールに乗れたのだと思う。

 カヤが全盲であることを、ことさら哀れだとか悲惨だとか言うつもりはないけれど、それでも何かあったとき、例えば震災に見舞われて、万が一私とはぐれてしまうとか、私が外出時に被災して、すぐに戻れないといった緊急時のために、他の人にカヤが目が見えないことを知ってもらわなくてはいけないと思い、首輪には名前や連絡先とともに「この子は目が見えません」と書いてある。

 カヤが誰か知らない人に保護されることになっても、目が見えないことが分かっていたら、そういうつもりで対応してもらえるのではないかと思うから。


 そして、私のお財布には常に自作のペットケア依頼カードが入っている。
 外出先で事故にあったり、意識を無くしてしまって何日も帰宅できなければ、カヤやボッチは放置されたままになってしまう。
 それが心配なので「どこそこに連絡して、ペットの世話を依頼してください」というお願いカードを携帯しているのだ。ここにもやはりカヤの目が見えないことを記してある。


 右目は小さくなってきたけれど、見えないとはいえ両目とも潰れてしまっているわけではないので、傍目には全盲には見えない。私との日常生活では特段問題がなくても、非常時を想定するとやはり健常な子より気遣いが必要だと思うのだ。


 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同じ日に♪ (まき)
2014-06-06 10:31:27
カヤちゃんとの生活、1周年ですか~
うちは、昨日から生活が始まりました!
6月5日
私にとっても思い出の日になりました^^

ペットケア依頼カード、いいですねー
私もやろうと思います。

今日は早起きしてしまったので、近くの公園へお散歩に行って来ました。
段差は危ないので、抱っこしますが、その他はすたすた歩いてます。
家の中では、私の膝上が定位置みたいです(笑)
これからの生活、がんばりますっ

ポテト、おいしそう~
真似して作ってみよっと
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記念日ですね (トチ母)
2014-06-06 11:56:37
6月5日は新しい生活が始まった記念日ですね。
ニコちゃん、今のところ、何の問題なさそうで、よかった。
まめ君が見守っていてくれるから、大丈夫ですよ。

一人暮らしで、自分がすぐに帰宅できなくなるような状態は、
やはり心配なので、万が一の手は打っておかなくちゃと思って、
お願いカードを携帯しています。
既存のカードもあるみたいですよ。大切なことだと思います。
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