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小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

やはり悪性黒色腫だった

2022-08-10 | 犬&猫との暮らし
酒井先生から電話があった。
病理検査の結果は心配していた通り、メラノーマだった。
黒い悪魔、悪性黒色腫!
クリもなった “ガン” だ。
中でも風太の口の中に巣づくったヤツは、悪性度が高いらしい。



教科書通りの処置としては、部位を含む下顎ごと切り落とす。
それから、抗ガン剤の投与。

下顎を削って切除しても、メラノーマの浸潤性の高さは半端なく、
取り残されたガン細胞によって、再発するケースが多いらしい。

抗ガン剤の反応も個体差があるし、
ケロッとしている子も中にはいるが、たいてい副作用に苦しみ、
投与を中止することになるのだそうだ。
肺に転移しやすいガンで、そうなると進行は早いという。

さすがにへこみました。
電話を切ってから、ちょっと泣いた。そして、
手術や抗ガン剤は、選択肢にないなと思った。

調べたら、「メラノーマの原因には、歯周病による炎症が
慢性的な刺激になっているケースもあると思われる」と書いてあり、
犬も、口腔ケアがいかに大事かを、改めて思い知った。

風太は多分、前の飼い主さんに可愛がってもらっていたと思う。
愛想がよく人たらしだ。
玄関のたたきには勝手に降りないように、
しつけされていたようだし、無駄吠えもない。
けっこう頑固だけど、聞く耳は持っている。

前の飼い主さんはきっと、自分と同じ食べ物を与えていたにちがいない。
そして、しなくてはいけないカラダのケア、
歯磨きや去勢手術を怠り、
歯周病や会陰ヘルニアなどの疾患も気づかなかったのだろう。
そういった知識がなかったのかもしれない。
調べもしなかったかもしれない。

結局、飼い主の無知や世話不足が
飼い犬を辛い目に遭わせることになるのだよ、
たとえ気持ちの上では、どんなに愛していても。


頑張れ、風太!

土曜日の受診で、多分エリザベスカラーは外せると思う。
そのとき、どういった治療方針で風太のメラノーマに向き合うか、
じっくり相談するつもり。

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