車で使っているモービルアンテナ、ATAS-120Aが壊れていました。
たまには使ってみようかと思い、チューニングをとってみると、無線機FT-857DMがえらく長い時間悩んでいたかと思うと「HSWR」の表示…!?
どのバンドでもだめ。アンテナは伸縮していません。
アンテナを基台から外してみると、アンテナ内部から「カラカラ…」という音がします。
誰かにいたずらされて壊れてる?
黒い筐体をいじっていると、抜けるはずのない伸縮部が「スポッ!」と抜けてしまいました。
そして、中からはボールベアリングが。
ボールベアリングは6個。これで全部なのか分りませんし、内部のつくりは全く分りませんが、これは明らかに壊れています。
メーカー修理対応してくれるのかなぁ、と暫し悩んでからネット検索。
すると、同様の修理事例やメンテナンス動画などがヒットしてくれました。
ボールベアリングは6個で良いようです。部品に欠品は無いようだし、自分でも直せそうなのでやってみることにしました。
こんな感じでバラバラです。
修理自体は簡単で、ボールベアリングを所定の位置に戻すだけのようです。
伸縮部が刺さる入口の金属部を見てみると、ボールベアリングが収まる場所がありました。
数も6個と間違いないようです。
中に見える大きな方の穴がボールベアリングの収まる場所です。
構造上、組み立てまでするには、これ以上の作業が必要なようで、カバーを付けるには根元にある基部を外さないといけないようです。
ということで…
左の塊を外します。
ねじを隠しているゴムをずらして、ねじを3個外します。
ねじは固めでしたね。
ちょっときついですが慎重に引っ張ると基部が外れます。
コントロール基盤が見えます。
ここに繋がっているケーブルのコネクタを外します。
このあと、ねじを隠していたゴムも抜いておきます。
伸縮部を本体に入れて…
この金属板を外します。
この金属板でボールベアリングが押さえられているので、外すとボールベアリングの収まる穴が登場します。
穴が見えました。
穴にボールベアリングを入れて、金属板を戻します。
金属板1枚で、ねじを中心に左右に各1個、計2個のボールベアリングを押さえています。
ボールベアリングを戻せたら、カバーを本体下部から挿入します。
あとは、
ねじをカバーするゴムを本体に戻して、
基部を戻して(配線のコネクタ接続を忘れずに)、
ねじで固定して、ゴムカバーを戻します。
とりあえず見た目は完了です。
この後、CX-5の基台に戻して、FT-857DMで初期化からひととおりの操作をしました。
アンテナはWARCバンドを含めて7~430MHzフルカバー。無事動作してくれました。
これでまた当分は使えそうです。
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