十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

#嬉しいニュース

2022-10-17 05:00:00 | 投稿

釧路市桜ケ丘小学校の吹奏楽部同好会が全道大会で金賞に輝き、東日本大会に出場するそうである。コロナ禍や戦争に関して暗いニュースばかりが多い中で、こんな嬉しいニュースが放映された。

指導していた先生は、指揮者の笹本裕一先生。2年生から6年生の児童18人でつくる「桜が丘金管同好会」である。釧路地区から選出されたのは初めてだということである。
 企業でも組織でも同じことであるが、リーダーに求められるのは、夢を語りビジョンを示し率先して行動するような、いわば「引っ張る役割」であろう。この先生は、まさに当てはまるだろう。もちろん、今でもそういうタイプのリーダーは活躍しているのであるが、それだけで会社は機能しない。

今、求められているのは、「人を育てられるリーダー」の存在である。なぜなら、あの日産でさえ、ゴーン社長のもとでイエスマンばかりが育っておかしくなったのである。学校の先生であれば、「子供たちを育てる先生」となる。

今回の小学校のニュースを聞いて、廃部間際であっても顧問の先生の活躍により、全国大会で優勝を果たした帯広北高校の演劇部の顧問の先生のことを思い出した。

ことのつまりは、顧問やリーダーが本気になってやることだろう。何事も本気でやれば、“一念天に通ずと言われるように信念を持って取り組むことだと思っている。この本気であるが、徳によって形成されるのだろう。

徳は、社会的経験や道徳的訓練などによって獲得することができる。徳を備えた人間は、他の人間からの信頼や尊敬を獲得しながら、人間関係の構築や組織の運営を進めることができる。笹本裕一先生は、徳を備えた人間であったのだろう。

「十勝の活性化を考える会」会員