赤い水性の部屋

あくまでも赤い水性個人のページですので、吹奏楽とは関係ない内容もあります。みなさんのコメントをお待ちしています。

同じように見えて・・・

2005年06月06日 | Weblog
 先週末、江南中学校は職場体験学習を行った。職場体験そのものは大成功で、大変良い活動であった。さて、私の担当した3つの幼稚・保育園であるが、これが、何度か足を運んでいるうちに、教育方針というか、ポリシーというか、とにかく、違うのである。自由保育(?)の中にも体育を重視している幼稚園、集団生活のしつけを重視している園など・・・幼稚園と保育園という決定的な違いがあるにせよ、経営側(この場では園長先生や主任先生)の思いがよくわかる。ちなみに娘の幼稚園とも比較してしまった。ひょっとしたら自分が教育界の人間なので、一般のお母さん方は気がつかないところが気になるのかもしれない。現に、ウチの女房だと、あまり思わないことが多いから・・・
 さて、これは吹奏楽も同じで、同じ課題曲を演奏するのに、よくも違うものだといつも思う。同じ曲になることもあるが、ずいぶん違う。また、最近話題のTV『笑ってコラえて』に登場する吹奏楽部も雰囲気が違う。つまり、経営側(この場では指揮者や顧問の先生)の曲や生徒、吹奏楽そのものに対する思いがさまざまなためだろう。
 私学や幼稚園では、独自の特色を出し、お客(つまり、地域や生徒、保護者)に選んでもらえるような努力をしている。逆に、「ウチの方針に賛同しないのならよそへ行ってください」くらいの強気のところもあるという。部活動が正規の教育課程から外れて数年が経つが、学区弾力化の波と共に、選ばれる学校、選ばれるバンドになっていくのではないかと心配になる。(現に前の学校は部活動は任意加入)考えが一つの方向に固まってしまうのはよくないが、「ウチはコレだ!」という、いわゆるウリも必要である。こういう意識をもつことが教員にも求められてきたように思えてならない。