課題曲講習会までに一通り勉強をと思いましたが、本業の書類や試験が同時進行していてなかなか難しいです。
まずこの曲、英語タイトルがすごい。『春小道行進を歩いて下れ』って、京都に春小路ってありましたっけ?このMarchは3月かも。マーチ・エイプリル・メイという曲もあったし・・・
では、冒頭から。楽譜の調号の通り、思いっきりFdurです。華々しいオープニングと行きたいのはわかりますが、旋律の最初の音C、この楽譜ではオプションなのでさほど気にすることではないのかもしれませんがオーボエにとってはちょっと低すぎます。トランペットも良い音で響かすには難しいので十分練習する必要があるでしょう。楽譜が難しいのではなく、楽器そのものを上手に演奏する技術で悩む曲だと思いました。また、オーボエ、アルト、トランペットの1番だけが主旋律で残りのパートはハーモニーですので、まあ、この曲に限ったことではないですが、バランスをとって演奏する必要があると思います。ようするに、みんな同じ大きさで演奏したら数の論理で聞こえなくなります。2ndアルトをはじめ、同じ音のアーティキュレーションはタイではなくスラーでしょうね。前奏の進行はF→A♭→Gm→B♭→C7→Fでしょうか。カデンツまつりのこの曲、ここでスビトピアノは難しいですね。やはりしっかり練習しておきたい場所です。特にチューバが難しいですね。せめて前のアウフタクトのCがなければ演奏しやすいと思うのですが・・・
Aからは馴染みやすい旋律で人気が出るであろうこの曲の第1マーチです。ホルンがいきなりハーモニー(これは対旋律だと解釈しています)を入れますが、第1マーチですので主旋律の邪魔をしないようにスッキリ演奏したいですね。トロンボーンパートとまったく同じ音の構成なので、少しのピッチの乱れも許されないので、演奏者は緊張してしまいますが、繰り返し安定するまで練習したい場所です。Bに向かってのクレッシェンドが不自然にならないように上手に表現できるように工夫したいところです。
Bから第2マーチになりますユーフォニアム、テナーサックス、オプションとしてアルトクラリネットが対旋律を担当しますが、第1マーチに比べって圧倒的に音の数が多く賑やかなのがスコアから見てもわかります。バランスをとってガチャガチャした演奏にならないように心がけようと思いました。(この日はガチャガチャMAXでした笑)今までの経験で行くとCに向けてグイグイ登って行くのですが、主旋律フレーズは下降していく感じがするのがこの曲の違うところというか、新しいところだと思いました。
Cが第3マーチ、低音群の活躍場面は課題曲マーチの特等席ですね。下からへ、そして下へと上下が激しいのでこの曲の最大の難所であるといえるでしょう。レードレファーミーレ、ミ、ファソー・・・だったら演奏しやすいと思いますが、曲が変わってしまいます。そして3小節目でおっとっと・・・臨時記号にご注意です。春の道は昨夜の雨の水溜りがあって気を付けないといけません。29小節目からのクラリネットとユーフォニアム、そして裏打ちがサックス・・・この組み合わせは危険です。不安定になりやすいのでよく練習して、できれば早く過ぎ去ってほしい場所です。ここからDまでは水たまり、ぬかるみなど、とにかく安定して歩くには大変な場所だと思いました。
Dは再現部です。Bとの違いは?主旋律も対旋律もBより数を動員しています。そしてさらにフルートの対旋律も登場し、冒頭以来、全パートが演奏します。ここで気になるのが第1マーチの2小節目はFdur(1stトロンボーンはC)なのに対し、B、Cはdmoll(1stトロンボーンはD)となっています。コードが違うのでしょうか?私にはよくわかりません。どなたか教えてください。
お約束の「カンパーイ!」転調からトリオへ入ります。オットこのトロンボーンは難しい。デクレッシェンドして最後に属七!飛び出すなって感じです。いくら「カデンツまつり」といっても減衰してカデンツするのは『バンドジャーナル2012年9月号』の特集で中橋先生の執筆された機能和声で勉強した自分にとっては難しいのです。
Eからがトリオだと思いますが、最近の課題曲はブリッジからトリオですね。トリオはマーチの中間部(下属調)のことと理解していますが、この曲はカルテットですね。ちょっとグロッケンに助けてほしい。Fからはグロッケンどころか、フルートも助けてくれます。B♭管でとC管でドミソをを合わせるのは気合が要ります。C管トランペットは楽譜の指定とは違うので失格になるのでしょうか?また、主旋律は楽譜に書いていない抑揚をしっかりつけて演奏するようにみんなで話し合ってみるとよいでしょう。Gの前で主旋律が減衰しておさまらないほうがイイとは思います。
Gからブリッジです。打楽器はジャンジャンが滑らないように落ち着いて。66小節目はジャンですから収めたいと思うのですが、打楽器だけアクセントです。どうやって演奏表現を作るのか、みんなで考えていきましょう。それにしても67から・・・ここにきて3つの装飾音が縦を合わせるのを難しくします。『星条旗よ永遠なれ』にはありませんし。スネアはフラムだったか?
Hでいよいよグランドマーチです。声部はトリオ後半Fと同じ(もちろん表情は違います)です。2ndホルン、58はFis(D)ですが、74はF(Dm)です。気を付けましょう。次のIでどうなるかと思いきや、ピッコロオブリガートがなくなりました!!新しいです。スネアはここではじめてグランドマーチの王道、5ストロークロールの登場です。
いよいよエンディングです。今まで自分が経験してきたマーチと違うのは、まず『星条旗』にはない後奏。最近の課題曲では一般的ですが・・・そして、その後奏が、前奏と全く違うテーマであるということ。元のスタートってなんだったっけ?と演奏直後に思ってしまいます。また、アルトサックスとホルンのリズムは正直難しいです。
今回もザックリと演奏してみて思ったことを書き出してみることで自分の頭の中を整理してみました。というか、やっぱり専科ではない悲しい現実、4分くらいの課題曲で各小節の音をチェックするだけで1時間から1時間半かかってしまいます。もっと音がスラスラ読めて、和声がサラサラってつかめて次の進行も読めて、音も頭の中に鳴る音楽の先生方がうらやましいですね。また、ピアノが弾ければコンデンススコアでもっと簡単に読めるのでしょうが。もしも~ピアノが~♪ひけ~たなら~
どうせオプションを入れるのならTimpaniを入れてほしかったな~
まずこの曲、英語タイトルがすごい。『春小道行進を歩いて下れ』って、京都に春小路ってありましたっけ?このMarchは3月かも。マーチ・エイプリル・メイという曲もあったし・・・
では、冒頭から。楽譜の調号の通り、思いっきりFdurです。華々しいオープニングと行きたいのはわかりますが、旋律の最初の音C、この楽譜ではオプションなのでさほど気にすることではないのかもしれませんがオーボエにとってはちょっと低すぎます。トランペットも良い音で響かすには難しいので十分練習する必要があるでしょう。楽譜が難しいのではなく、楽器そのものを上手に演奏する技術で悩む曲だと思いました。また、オーボエ、アルト、トランペットの1番だけが主旋律で残りのパートはハーモニーですので、まあ、この曲に限ったことではないですが、バランスをとって演奏する必要があると思います。ようするに、みんな同じ大きさで演奏したら数の論理で聞こえなくなります。2ndアルトをはじめ、同じ音のアーティキュレーションはタイではなくスラーでしょうね。前奏の進行はF→A♭→Gm→B♭→C7→Fでしょうか。カデンツまつりのこの曲、ここでスビトピアノは難しいですね。やはりしっかり練習しておきたい場所です。特にチューバが難しいですね。せめて前のアウフタクトのCがなければ演奏しやすいと思うのですが・・・
Aからは馴染みやすい旋律で人気が出るであろうこの曲の第1マーチです。ホルンがいきなりハーモニー(これは対旋律だと解釈しています)を入れますが、第1マーチですので主旋律の邪魔をしないようにスッキリ演奏したいですね。トロンボーンパートとまったく同じ音の構成なので、少しのピッチの乱れも許されないので、演奏者は緊張してしまいますが、繰り返し安定するまで練習したい場所です。Bに向かってのクレッシェンドが不自然にならないように上手に表現できるように工夫したいところです。
Bから第2マーチになりますユーフォニアム、テナーサックス、オプションとしてアルトクラリネットが対旋律を担当しますが、第1マーチに比べって圧倒的に音の数が多く賑やかなのがスコアから見てもわかります。バランスをとってガチャガチャした演奏にならないように心がけようと思いました。(この日はガチャガチャMAXでした笑)今までの経験で行くとCに向けてグイグイ登って行くのですが、主旋律フレーズは下降していく感じがするのがこの曲の違うところというか、新しいところだと思いました。
Cが第3マーチ、低音群の活躍場面は課題曲マーチの特等席ですね。下からへ、そして下へと上下が激しいのでこの曲の最大の難所であるといえるでしょう。レードレファーミーレ、ミ、ファソー・・・だったら演奏しやすいと思いますが、曲が変わってしまいます。そして3小節目でおっとっと・・・臨時記号にご注意です。春の道は昨夜の雨の水溜りがあって気を付けないといけません。29小節目からのクラリネットとユーフォニアム、そして裏打ちがサックス・・・この組み合わせは危険です。不安定になりやすいのでよく練習して、できれば早く過ぎ去ってほしい場所です。ここからDまでは水たまり、ぬかるみなど、とにかく安定して歩くには大変な場所だと思いました。
Dは再現部です。Bとの違いは?主旋律も対旋律もBより数を動員しています。そしてさらにフルートの対旋律も登場し、冒頭以来、全パートが演奏します。ここで気になるのが第1マーチの2小節目はFdur(1stトロンボーンはC)なのに対し、B、Cはdmoll(1stトロンボーンはD)となっています。コードが違うのでしょうか?私にはよくわかりません。どなたか教えてください。
お約束の「カンパーイ!」転調からトリオへ入ります。オットこのトロンボーンは難しい。デクレッシェンドして最後に属七!飛び出すなって感じです。いくら「カデンツまつり」といっても減衰してカデンツするのは『バンドジャーナル2012年9月号』の特集で中橋先生の執筆された機能和声で勉強した自分にとっては難しいのです。
Eからがトリオだと思いますが、最近の課題曲はブリッジからトリオですね。トリオはマーチの中間部(下属調)のことと理解していますが、この曲はカルテットですね。ちょっとグロッケンに助けてほしい。Fからはグロッケンどころか、フルートも助けてくれます。B♭管でとC管でドミソをを合わせるのは気合が要ります。C管トランペットは楽譜の指定とは違うので失格になるのでしょうか?また、主旋律は楽譜に書いていない抑揚をしっかりつけて演奏するようにみんなで話し合ってみるとよいでしょう。Gの前で主旋律が減衰しておさまらないほうがイイとは思います。
Gからブリッジです。打楽器はジャンジャンが滑らないように落ち着いて。66小節目はジャンですから収めたいと思うのですが、打楽器だけアクセントです。どうやって演奏表現を作るのか、みんなで考えていきましょう。それにしても67から・・・ここにきて3つの装飾音が縦を合わせるのを難しくします。『星条旗よ永遠なれ』にはありませんし。スネアはフラムだったか?
Hでいよいよグランドマーチです。声部はトリオ後半Fと同じ(もちろん表情は違います)です。2ndホルン、58はFis(D)ですが、74はF(Dm)です。気を付けましょう。次のIでどうなるかと思いきや、ピッコロオブリガートがなくなりました!!新しいです。スネアはここではじめてグランドマーチの王道、5ストロークロールの登場です。
いよいよエンディングです。今まで自分が経験してきたマーチと違うのは、まず『星条旗』にはない後奏。最近の課題曲では一般的ですが・・・そして、その後奏が、前奏と全く違うテーマであるということ。元のスタートってなんだったっけ?と演奏直後に思ってしまいます。また、アルトサックスとホルンのリズムは正直難しいです。
今回もザックリと演奏してみて思ったことを書き出してみることで自分の頭の中を整理してみました。というか、やっぱり専科ではない悲しい現実、4分くらいの課題曲で各小節の音をチェックするだけで1時間から1時間半かかってしまいます。もっと音がスラスラ読めて、和声がサラサラってつかめて次の進行も読めて、音も頭の中に鳴る音楽の先生方がうらやましいですね。また、ピアノが弾ければコンデンススコアでもっと簡単に読めるのでしょうが。もしも~ピアノが~♪ひけ~たなら~
どうせオプションを入れるのならTimpaniを入れてほしかったな~