9日、10日と研修で夕張市を訪れた際のつづきとなります。
夕張市社協 横川係長から報告をいただいた後、道社協地域福祉部 原 正己課長より、「夕張市支援事業の取り組みについて」と題して、道社協と夕張市社協が共同で進めている「安心ゆうばり!みんなでつくるまちづくり事業」について報告がありました。
その後、愛知淑徳大学医療福祉学部講師 永田 祐 先生から「福祉コミュニティの構築における社協の役割」と題して講義をいただきました。
~講義内容の一部要約~
政府が更に1,000市町村程度まで削減する方針でいる、平成の大合併の影響により「効率性」が求められ、今後、移住を含めた人口移動の可能性も否定できない。
公平性の論理(居住権)の保障をしていかなければならないが、分権化の流れもあり地方自治体単位の問題となる。そのため住民自身が力をつけ、地域がどうしていくのか、いきたいのか住民自身が問われる。
地域福祉が中心になる時代であり、社会福祉法にも「地域福祉の推進」が明文化され、「地域福祉」が主流化した。そして地域住民もその推進の中心となっていくことが期待されている。(地域の福祉力)
ふ・く・し=ふだんの くらし、 しあわせ、の実現である
また「地域福祉」の構造として、具体的な福祉サービスや施設は言わば「氷山の一角」であって、それらを支えるケアマネジメントや、更にその基盤となっている「住民の理解と合意、住民参加」などの福祉環境や意識の側面が重要と説明されました。
その他、地域づくりにおける社協としての役割や、社協組織として問題へアプローチのあり方、社協への期待、さらには現状の社協の問題点や課題、またその解決策まで提示いただきました。
永田先生自らもおっしゃっていましたが「現実的な視点」でとらえた講義内容であり社協マンとして、深くうなずきながら聞きました。
最終的には、地域福祉は地域の住民自らがつくるものです。
社協としては、地域の方々が地域福祉について考える「情報」や、お互いに話し合える「場」を提供していかなければなりません。講義のなかでもありましたが、地域に「出会いの場」をつくっても、関心がないことや「知らないことは議題にも上がらない」ということもあります。
社協を含めた地域のコミュニケーションが重要ですね
まだつづく・・・
ふだんの くらしが しんどい にならないようにがんばりまっす。(さっく)
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