北海道大学構内で学生で運営するクラークシアターに行ってきました。
昔、大学受験するときに共通一次試験(今でいうセンター試験?)を北大で受けたことがありましたが、それ以来、生まれてから2度目の訪問でした。
紅葉がとてもきれいで、学生だけでなく子ども連れやお年寄りなども構内を歩いていたり、紅葉の写真を撮るカメラマンの姿もありました。
今回は、「槌音」という東日本大震災の直後から、被災された方々の姿を静かな映像で記録されたものでした。
上映後、スコップ団を結成し、泥カキなどの支援活動を行ってきた平了さんと、同じく月1回その時々に合った支援活動を継続して行っている有坂美紀さんのトークショーがありました。
平さんは「人助けに理由はいらねぇ」をモットーにスコップ団団長として、泥カキをしたり、子どもたちのヒーローとして活躍してきたようです。
被災地で過ごしながら、懸命に立ち直ろうとする現地のみなさんの姿や、支える側の支援には、まだまだやってあげているという人も多く、それが被災者の心を傷つけることがあったり、懸命に被災から立ち上がろうとする被災地の姿を話されていました。
きれいなことを話そうとするのではなく、かざらないで自分の思いのままの言葉で話すことは、きっと来場者のみなさんの心に平さんの理由や建前でなく、ただ人間として人助けをしている気持ちが伝わったのではないかと思います。
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