やっぱり苫社協~苫小牧市社会福祉協議会日記~

社協行事の案内や報告、
職員が思ったことや感じたことなどを書いています。

どうなるのかこの国の福祉!

2012-11-26 20:10:22 | 雑件

まだ暖かいのでしょうか?今朝、うっすら積もっていた雪が午前中からの雨で溶けてしまいました。

そろそろドカッと積もることへの心構えをしておこうと思います・・・

今日はすごいテーマでブログを書いていますが、先週、札幌で開催されたある会議に出席した際、これからの社会情勢についての説明の中で、「少子高齢化の進行とともに生産年齢人口が減少し、介護ニーズが増加云々・・」との話を聞き、先日読んだ本を思い出しました。

     

 この本は、国の社会保障制度のあり方について書かれたもので、特に今後の社会保障の財源について、厳しいリアルな視点で書かれていました。具体的には、もはや神話となりつつある「経済の持続的成長を前提」とした社会保障制度のあり方を論じるのではなく、現実的な少子高齢化の進行と労働人口の減少に伴うGDPの減少がこれから来るはずであり、年金制度、介護保険制度、医療保険制度、生活保護制度の今後について、書かれていました。

 

 結論としては、国として最低限の保障はするが、あとは自己の責任で対応すべく「ナショナルミニマム国家」という考え方が提示されていましたが、読んでいてそうならざるを得ない心境になりました。

 社協としては、そうなった場合、またそういった社会になる前に、国や行政の制度以外の支え合いの形を地域において作る支援が求められていると感じました。

 高度経済成長やバブル時代を経て勝ち得た「豊かさ」を手放すことは、相当な覚悟がいるものと想像できます。これから選挙が始まりますが、ここに切り込んで政策を立ち上げることは「選挙」という国民の賛同(票)を得なければならないシステムでは、「福祉の切り捨て」と理解されかねないので難しいですね。いつまでも手をつけられないのかもしれません。

                             久々に重たい話題でした(さっく)

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