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親鸞は現実の世界に応えなければならなかった P10
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中沢新一が解説するp229(要約)
理念と現実の世界で起こっていることには、超えがたい溝がある。
科学的と標榜している理念の内部に、宗教と同質の思考回路があるためである。
地震・津波による飢餓と厄災に「宗教」は無力どころか弊害。
理念から宗教と同質部分を切り離そうとするも、手強い「宗教」はゾンビのように蘇る。
親鸞は、宗教内部から「宗教」を解体し、乗り越えていく思想を探し求めた。
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今晩7時のニュース
脱原発ドイツは、この1年で再生可能エネルギーの占める割合を20%にした、という。
戦争責任を総括できたドイツならではある。
はるか750年前に親鸞が試みたのに、
広島・長崎、そして、福島後も
この国では宗教的思考回路が大手を振っている。
科学的な理念・思想なら、
人の手に負えない原発に手をださない。
フクシマで身につまされたはず。結果責任を持つ。それが本来の科学的な理念・思想
科学的な理念・思想なら、
化石燃料による「温暖化」は科学的に間違いと認め、
この1年でメガ火力発電所を幾つも造ったことだろう。
東燃が静岡に大型火力発電所を造るという。競争原理を導入すれば更に参入する
吉本隆明「最後の親鸞」は、昭和49年。1974年だから、38年前。
・・・・・
難解なものですから、序、最後の親鸞p13-60、解説のみで
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