9月20日(土) 晴れ
我が家はあちこち(10ヶ所位)懐中電灯を置いているが、そのうちの1個、この黄色いランタンが点かなくなっていた。
原因はこれだ。 スイッチの接点の一つが真っ黒に酸化していた。
磨くとちゃんと点いた。
電池側のスプリングと接点端子(ハトメ)間の部分も錆(さ)びていた。
さてこのランタンをLED化してみよう。
1WLEDを使おう。
LEDの接着は、いつものように大きいボルトに2液性接着剤で固定する。
固定するのは熱伝導性の接着剤を使えばよいのだが、秋月電子で250円もする。
ならば普通の2液性接着剤にアルミ粉を混ぜて・・・・アルミは熱伝導率がいいので接着剤だけの時よりも、熱が伝わりやすくなる
のではないか。
電池は4本直列で6V。
これでは電圧が高すぎる。
電池を入れるところの1か所に1Ω×2本の抵抗を直列につないで挿入。
1WLEDのスペックは3.0V~4.0V 350mA
電池3本で4.5V。
LEDに4.0Vをかけるなら0.5Vの電圧降下が必要。
フルスペックの350mAを流すとすると
抵抗=電圧/電流=0.5V/0.35A=1.43Ω
2Ωを入れておけば、最大でも 250mAしか流れないのでいいだろう。
(電流=電圧/抵抗=0.5V/2=0.25A)
ちょうどいい明るさだ。
電池3本=4.5V 電流制限抵抗2Ω 最大電流250mA
次はこのライト付きラジオ。
電池入れの部分(黄色矢印)にネジ1本、あとは?
赤い飾り枠(緑矢印)の下か?
無理やりはがしたら、差し込んであったボスが折れた。
こちら側には無い。では反対側か?
やはり飾り枠の下にあった。飾り枠を固定しているボスは折れてしまったが。
ラジオの基板もバリコンやIC等を見ると古い。だいぶ前の製品だ。
アンテナ線はストラップの中に収納されていた。へー、なるほど。
で、このライト付きラジオは電池2本の3V仕様なので、そのままLEDをつないでも、電圧が低すぎて暗い。
昇圧回路を入れて、電圧を上げる方法もあるが、「そこまでして」という感じ。
なので改造しない。
次に単一電池4本を使った、大きな赤いランタンをLED化しよう。
LEDを取り付け、抵抗を単一乾電池に変換するアダプターの中に取り付け。
乾電池1本分のところに、電流制限抵抗2Ωの入ったアダプターを入れる。
反射板はふた(レンズ)側に取り付け、リフレクター効果でランタンとして使うようにした。
以前は電球位置の繰り出し(前後)で、スポットライトとしても使えた。
あんまり明るくないなあ。
電流値を計算してみよう。
3WLEDのスペック 3.3V ⇒ 350mA 3.8V ⇒ 700mA
電池3本で4.5V。
LEDに3.8Vをかけるなら0.7Vの電圧降下が必要。
フルスペックの700mAを流すとすると
抵抗=電圧/電流=0.7V/0.7A=1Ω
2Ωを入れておけば、最大でも 350mAしか流れないのでいいだろう。
(電流=電圧/抵抗=0.7V/2=0.35A)
ということで2Ωを入れたのだが・・・
2Ωでは暗いのであとで1Ωに変更しよう。
抵抗に流れる電流を計算すると
電流=電圧/抵抗
=0.7V/1Ω =0.7A
抵抗での消費電力は
電力=電流×電流×抵抗
=0.7A×0.7A×1Ω
=0.49W
取り付けたのは1/4W抵抗なので、並列に入れて0.5Wにしよう。
それにしても抵抗で0.5W食ってしまうなんてもったいないな。