「ドングリと山猫」のような党首選挙も終わり、
しかし発車早々に大臣の失言でけつまづいた野田首相。
そもそも男は嘘つきで見えはり、名誉欲ばかり強く学習能力がない。
そこで女性ばかりで新内閣を作ってみようと試みたことがある
あと二つのポストがなかなか決まらない。
二つとは財務大臣と文部科学大臣。
日本の財政再建には少なくとも十年二十年のスパンで
コツコツ仕事をしてゆかなければならない。
そもそも40兆円あまりの税収で92兆円もの予算を組むのは
憲法違反なのでは、少なくとも財政法上このような状態を想定していない。
日本の国債は安全だ、安定している諸外国とは違うといわれてもね。
官僚機構の内部をよく知り利益機構をうまくあやつらなくてはならないが
財務省の幹部に何人の女性がいるのかさえ知らない。
東大の加藤陽子教授は『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』で
一因として戦争とマスコミ、新聞とラジオの関係を指摘している。
ノモンハン事件、満州事変、上海事変、そして真珠湾と
手柄をあげたい一部幹部の策謀で始められた戦争だった。
それを新聞が持ち上げることにより、
ラジオが即時報道することによって人々を高揚した気分にし、
集団催眠のような状態になったのではないのか。
ちょうど911直後のアメリカがイラク戦争を始めたように。
教育とは集団ではなく個々の判断力と経験を上昇させるものである。
過去の人物に学び歴史を知り自分なりの哲学を構築してゆく作業でもある。
文部科学大臣は政治屋ではなく哲学者、人格者、教育者の
吉田松陰のような人物が必要とされる。
日本全体の政治・経済・社会の再建もしなければならない。
今日は3.11の東日本大震災からちょうど6ヶ月
東北地方の再建も福島原発のほうも遅々として進まない。
あらためて被災者の方々の一刻も早い復興と
お亡くなりになった方々へお悔やみを申し上げます。