
親御さんの介護などで暫く休んでいた三重野さんが復帰されましたが、義母も体調を崩されたそうで、時間が取れないということで、ろくろコースから手びねりの方に戻られました。先週も手びねりで2時間ほど作陶されて帰られました。
今回の本焼き作品も、復帰後に手びねりで作った中鉢ですが、ろくろ挽きの作品のように綺麗に出来ています。先月14日のブログにろくろ挽きで作った刷毛塗りドンブリをアップしましたが、そのろくろ作品と遜色のない作品に仕上がっています。二つの作品とも優しさや、おしとやかな感じが器にも出ています。丁寧に綺麗に仕上ています。
色調も質感のある黄色味で、口縁には濃い目の釉薬が掛けられて引き締まっています。黄味をおびた色は、教室では普段は出せない色合いなのですが、何の釉薬を掛けたのでしょう。使った釉薬や陶土の種類をいつもはメモされてるのですが、この時は忘れてしまったようです。忘れた時にいい色合いが出たりします。電気窯による酸化焼成ですが、たまに違う表情に焼けることがあります。窯変とい言うのでしょうかね。メモで残しておかないとなかなか再現できません。
手びねりでは、変形したアシンメトリーな作品が作れますが、左右対称のシンメトリーな作品も作ることも出来ます。プロの人たちもろくろから手びねりに戻る人が多いようですが、機械で作るろくろと違って、手びねりは基本を知らないと使える食器を作るのは難しいです。基本を大切にしましょう。私の拙著 『生活にうるおいを与える食器づくり』 も再読して下さいね。
手びねりでも上級レベルになると回転を入れてろくろ挽きと遜色のない器が作れます。
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