陶芸教室 夢工房あすか

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大村智(ノーベル賞受賞)の絵画の本/日本人の名画・連載(4)

2021-12-23 00:13:55 | 日本人の名画

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久し振りに近くの明林堂書店の二階コーナーのカフェに行った。
カウンタの真下に国道10号線が走る。車が沢山行き交う。
以前は教室の定休日にはここでくつろぐことが多かった。
コロナ禍で遠のいている。暫らくぶりにノンビリと時間を過ごした。

帰りにポイントカードに判子をもらう。久し振りでなので
お店の顔見知りの女性がマスク越しに笑顔を返してくれた。
マスクのない明るいやさしい笑顔が見れる日に早く戻ってほしい。

カフェの前に書店のアート本のコーナーがある。たまに掘り出し物を見つける。
この日は一冊の絵画の本に目が留まった。背表紙に 『人生に美を添えて』 とある。



本棚から引きに抜いてパラパラとみると素敵な絵画が載っている。
文章も親しみやすい語り口で書かれている。交友録だ。癒されそうだ。
表紙を見ると帯にノーベル生理学・医学賞受賞の大村智著書とあった!
6年前の 2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した日本の化学者である。

大村博士が開発したイベルメクチンは動物抗生物質として 20年以上に亘って
売上高世界トップを維持する記録的なヒット薬剤となっているようだ。
今は、コロナの治療薬として再び世界中の注目を集めている。

この本棚は発行日の古い本が多い。発行日は平成27年。
こう言う本は売れないのだろう。以前にここで出合った本が
『生きる 描く 愛する (四十二人の名画家物語)』 という本だった。
田中穣著作である。この本も発行日は平成18年という古いものだった。
この本の絵と解説に動かされてブログに 「日本人の名画」 の連載を始めた。



そして、今回は同じ棚で大村智著書の 『人生に美を添えて』 に出会った。
この本を読んで知ったのだが、大村博士は北里研究所を再興し、
現在は北里大学の特別栄誉教授であられるが、女子美術大学の
理事長を 7年間と 9年間の延べ 16年間も務めておられる。
絵に対する造詣が深く、美術の分野にも長くかかわっておられる。
小さい時から美術に興味があり 30代はじめから絵を集め始めている。

郷里の山梨県韮崎市には 「韮崎大村美術館」 という女流作家の作品を
集めた美術館を建てている。八ヶ岳連峰や富士山が一望できる抜群に
眺めがいいロケーションだそうだ。隣りには温泉まで掘削して温泉施設と
そば処まで併設している。女流作家の本物の絵をたくさん飾ってるそうだ。
建設資金はこれまでの研究によって得た特許料から捻出してるそうだ。
又、ミレー美術館と言われる 「山梨県立美術館」 の設立にも携わっている。

この本には美術分野での活動を通じた交友録が綴られているが、
序盤の18ページにわたって陶芸家との交流も記述されていた。親近感を覚える。
益子焼の人間国宝・島岡達三や、備前焼の原田捨六などなどの名前が出ている。
偶々だがこの陶芸家お二人に関連した雑誌や冊子も持っている。

 

本には美術品や画家たちとの滋味に溢れてた交友やエピソードが綴られている。
女子美出身の画家の素敵な絵がたくさん掲載されている。
交友録を読みながら掲載されてる絵画を観ると心が洗われる。

このような美術への活動と通じて北里大学にはメディカルセンターと
いう 「絵のある病院」 「心を大事にする病院」 を建設されたそうだ。
常時 350点もの絵を飾ってるそうだ。絵にはヒーリング効果があるそうだ。
ヒーリングアートの先駆けなのです。

「自然と芸術は人間をまともにする。」
「絵があるとこの絵はいいなと、眺めてるあいだは
 自分の病気を忘れられる。絵はそういう癒し効果があるのです。」


とのこと。今こそ必要なときだろう。素敵な絵を眺めていると心が癒される。
こう言う病院だと回復も早いだろう。最期を迎えるにしても幸せなことだろう。

本を開くと最初に女子美出身の小倉遊亀や、堀文子、三岸節子の絵が出てくる。
小倉遊亀の絵は、このブログの「日本人の名画」の第一回目に登場させた。
堀文子の絵は「徹子の部屋」に飾られている中東の衣装姿の黒柳徹子の肖像画だ!

堀文子が私財を投じて守ってきた樹齢 300年以上の「高麗ホルトの木」は
町の天然記念物になってるそうだ。大分駅の南口にできた広場には大きな
イルミネーションにもなるホルトの木のモニュメントがある。ホルトノキは大分市
の市木で 『100年の樹』 と言って円周が大分市の100年間の人口の変化を表してる。




今回は久し振りに「日本人の名画」の連載ブログとして
三岸節子の絵をアップしよう。女性洋画家初の文化功労者。
田中穣著作の 「生きる 描く 愛する」 の本の中から “薔薇” の絵を。



そして、少し長い文章になったので絵で気持ちをいやしてもらおう。
『人生に美を添えて』 の本の中からも素敵な絵を一部アップしよう。
神戸文子の 「砂漠の女達」 の絵。神戸ブルーと言われてたそうだ。のどか長閑。

 

郷倉和子の 「菖蒲」 の絵も清清しい。
織部釉のかかった焼きものの器に菖蒲の花が活けられている。右手には
小さな染付の壺が描かれている。この絵も韮崎大村美術館に寄贈してるそうだ。



そして、女子美出身の多田美波の帝国ホテルロビーのガラスブロックの光壁 「黎明」。
帝国ホテルで観たことがある。テレビで見るのは皇宮新宮殿のシャンデリア 「光造形」。

 

写真でなく本物の絵を観ると心から癒されるだろう! いいね! ヒーリングアート!


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