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■ 備前土で「花器やビアマグ」を /作品回顧展 No.66
10月の作品も焼き上がってるのだが、
作風の違いが参考になるので、今回も作品回顧展を継続しよう。
アルバムの No.32/135の作品から。この No.32のアルバムには、
4人の生徒さんの「花器」と「ビアマグ」がある。第二期生にあたる。
手びねりは、玉づくりが基本になるが、
大きなものを作る時には紐づくりを使うので、
手びねりの基礎コースの最終カリキュラムでは、
紐づくりで「花器」か「ビアマグ」を作つて貰っている。
最初の作品は三浦さん作の花器。白化粧土を刷毛塗りして白萩釉に辰砂釉を重ね掛け。
次が、加藤さん作の花入れ。飴釉にわら灰マット釉を掛けている。(全て酸化焼成)
陶土は岡山県の備前土。有名な備前焼の土。
田畑のはぼ 2m下から掘り出した粒度の細かい土。
備前土は遠赤外線を出すと言われるほどの上質の土になる。
この備前土で作った「花器」は、生け花が長持ちするのです。
実際に使っていて実感している。花挿しの剣山でもテストして実証済み。
また、備前土の「ビアマグ」は泡立ちがきめ細かくなりビールが美味しく呑める。
備前土は、釉薬を掛けずに登り窯で薪で焼成するのだが、
釉薬を掛けて電気窯で焼成しても焼き上がりの良い作品になる。
ほとんど知られていない。焼き上がりの質感もいいのです。
以前は備前土を使った「ビアマグ体験教室」も開催して大人気だった。
このアルバムの中には備前土で作った「ビアマグ」もある。
豊浦さん作のビアマグ。練り込み風だが無貫入透明釉を掛けている。
これは偶々だが備前土に信楽土が混ざって練り込み模様が形成された。
次が堀さん作のビアマグ。黒天目釉にトルコ青釉を重ね掛けしている。
備前土なので花器もビアマグも内側には釉薬を掛けてない。焼き締めている。
4人とも 30歳後半くらいの女生徒さん。一人で来ていた。
花の第二期生にあたる生徒さんたちになる。
余談だが、大リーグのドジャースで大活躍の山本由伸投手や、
昨年度のパリーグの首位打者のオリックスの頓宮裕真選手は備前の出身だ!
小さな窯業地なのにビックリ! 先日のNHKテレビ『鶴瓶の家族に乾杯』で判明。
駅前のキッチンカーの若い女性店主の父親が二人を育てた少年野球チームの監督だった。
※ 花の期生は、長く通ってくれた生徒さんや記憶に残る生徒さんたち。
レギュラーの生徒さんたちが長く続けているので少数精鋭の教室と謳っている。
<花の一期生:AHS111>
佐藤真紀さん、石志嶺さん、倉山さん、伊藤さん、前田さん、
松本さん、村井さん、榊さん、安藤さん、野田さん、岩田さん
<花の二期生:AHS211>
木本さん、足立さん、東田さん(現:稲岡さん)、赤崎さん、神屋さん、
萩原さん、三上さん(男)、遠藤さん(男)、菊地さん、藤原(美)さん、三代さん(男)
<花の三期生:AHS311>
佐藤(朋)さん、首藤さん、大久保さん(男)、浅野さん(男)、佐々木さん(男)、
伊藤日向子ちゃん、高橋知佐さん、幾竹めぐみさん、藤沢さん、二村さん
<花の四期生:AHS411>
後藤さん、小嶋さん、三重野さん、古田さん(男)、古田さん(女)、恵良さん、
喜多川さん、武津春花さん、中村さん(男)、なかむら葉子さん、江島さん(男)
<花の五期候補生(現在):AHS511>
桐木さん、衛藤さん、羽田さん、川野さん、佐藤(恵)さん、
都甲さん(男)、橋本さん(男)、淋さん(男)など
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