とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

ジャガイモ土寄せ

2018年05月30日 | 日記
本日は曇り後雨。
九州北部と四国が梅雨入りしたようですが、当地も来週辺りには梅雨入りしそうな気がします。

梅雨入り前、土が乾いている内にジャガイモの土寄せを済ませました。
土と一緒に寄せてあるのは、ジャガイモ作付地に昨年林立していたブタクサの残骸です。


ブタクサは3月末に発芽し、梅雨、台風、秋雨など夏場の全ての雨を吸い尽くし、秋には4メートル近い草丈まで育つ雑草の王者です。ブタクサが林立して藪を作ると地表には陽射しが全く届かないので、降った雨が蒸発せず土壌を粘土(酸性)化します。粘土質土壌は粒子が隙間なく詰まっており、麦のような細根ではとても伸びていけそうにありません。


粘土質土壌を生み出すブタクサ自身は太い直根を持っているので、ドリルのように掘り進み、問題無く根を伸ばすことができます。
<幼少期のブタクサ>


マメ科、ナス科、ウリ科、ユリ科など、繊細な細根を持つ野菜を育てるには、畝を高くして粘土を乾かし砕き、空隙に植物体(茎、葉、根など)を割り込ませ、細根の伸長しやすい団粒に変化させていく必要があります。


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