2011.4.11田老漁港にて
明治津波の水位標識と昭和津波の水位標識
上段「明治29年津波 水位15M」とある。
下段「昭和8年津波 水位10M」とある。
■沿岸地区住民は「二番目の津波高」の問題を、くり返し、くり返し議論しなければならない。
■出どこは国である「一番目の津波は1000年に一度レベルで、そのハードの津波対策には環境問題や利便性から無理がある、費用もかかる。それで、比較的頻度の高い100年前後に一度レベルの津波を対象とする」(中央防災会議等)という。
■県も市も、住民もその意味が分かっていないのにそれに従っている、言われた事、書かれた事をただなぞっているだけだ。段階を経るにしたがって「頻度の高い」が「二番目の」になったりして…なぞる事も大変だ、なぞるたびに変わったり、意味が違ったりして…
■田老湾の二番目は、昭和の津波だという。田老の二番目は昭和8年の津波が対象だというのである。宮古湾では明治29年の津波が一律対象なのに、田老では昭和の津波が対象だというのである。…ここまでくると役人の好きな「整合性」もへったくれもなくなる…
■よほど慎重に議論しないと、おかしい事だらけで頭が混乱するか、間違った認識を信じてしまうことになる。…それは上の方がおかしいからで、あなたのせいではない、気にすることはない。その事に早く気づくべきである。
■やまご役人のいい加減さだけが目につく。勝手に、ここが対象、ここは対象ではないと決めているのである。一番目といえばいいのに「二番目」というものだから後付けでいろいろ理屈をつけなければならなくなる。理屈には無理があり当然破綻することになる。