中学・高校(津波)講座(5)てこの原理有事の際、鍬ヶ崎防潮堤は崩壊の危険性があると何度か訴えてきた。芯になる鋼管がもげる…と。震災を経験した沿岸の人は経験上その事はよく理解してくれる。しかし勉強するとなる...
鍬ヶ崎の防潮堤は鋼管が心棒になって津波を支える構造になっていますが、防潮堤の壁面に加わる津波の圧力をすべて 7メートル~8メートルの鋼管が受けてコンクリートの底盤に差し込んだ 1メートルの足元の部分で支える構造です。常識的に無理な話です。一部立ち上がった防潮堤を見て鍬ヶ崎の住民、宮古市民みんな感じている事です。中学生が学ぶてこの原理で地表(底盤表面)を支点にして、地上部の鋼管にかかった圧力の 30倍の力が地下の鋼管1メートルの部分にかかるのです。支えきれません。
本文のイラスト図面の大半を書き換えました。分かりやすくなったと思います。飛び飛びでもいいですから読み返してください。驚くべき事実の連続です。(2016.5.15 ブログ管理人)
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