この日、春を見ようと室津の梅林に出かけたが、まだ開園してなくて、そのまま瀬戸内の海岸線を走り室津漁港に来てしまった。道の駅で、活魚をと思ったが日本海側ほどのバライティーはなかった。

室津の海の駅もそこそこに、更に西へと向い播州相生(あいおい)湾の東の岬、「万葉の岬」に来ました。室津漁港が見える。牡蠣が美味い。

せっかく咲いたツバキが、最近の冷えで、花弁が変色しているのもある。

赤いツバキは結構、よく咲いている。

夕陽に映えて、見事な色彩を出している。

万葉歌人達が、九州の任地との往復に、ここからはるか大和への望郷の念を詠った万葉歌が見られます。

碑文が少し読みにくいのですが、後ろの方の反歌だけを見てみます
玉藻刈る辛荷(からに)の島に 島廻(しまみ)する 鵜にしもあれや 家思はざらむ(六ー943) 山部宿禰赤人
(岬から見える三つの島に、沖から順に地ノ唐荷、中ノ唐荷、沖の唐荷の三つの島が点在します。その島の周りで鵜の一群が戯れている。それを見るにつけても、ヤマトの故郷に置いてきた妻子が思われる)
難波津を出て、3-4日の行程で、島の間にある浅瀬の航路は航海のポイントになっていたと言う。三つの島については、どれであるか諸説があるようです。

室の浦の 湍門(せと)の崎なる 鳴島(なきしま)の 磯越す浪に 濡れにけるかも (十二、3164)
鳴き島は相生湾の入口の島か?室津から相生湾にかけての海岸線に面する島々と言われる。

丘の頂上の広場はツバキの木が取り巻いている。

白ツバキの侘助が咲いている。

一度咲いて、霜に舐められて茶色になっているものもある。

なお、万葉の岬と牡蠣については、2006,12/23と2006,3/12にアップしています。

室津の海の駅もそこそこに、更に西へと向い播州相生(あいおい)湾の東の岬、「万葉の岬」に来ました。室津漁港が見える。牡蠣が美味い。

せっかく咲いたツバキが、最近の冷えで、花弁が変色しているのもある。

赤いツバキは結構、よく咲いている。

夕陽に映えて、見事な色彩を出している。

万葉歌人達が、九州の任地との往復に、ここからはるか大和への望郷の念を詠った万葉歌が見られます。

碑文が少し読みにくいのですが、後ろの方の反歌だけを見てみます
玉藻刈る辛荷(からに)の島に 島廻(しまみ)する 鵜にしもあれや 家思はざらむ(六ー943) 山部宿禰赤人
(岬から見える三つの島に、沖から順に地ノ唐荷、中ノ唐荷、沖の唐荷の三つの島が点在します。その島の周りで鵜の一群が戯れている。それを見るにつけても、ヤマトの故郷に置いてきた妻子が思われる)
難波津を出て、3-4日の行程で、島の間にある浅瀬の航路は航海のポイントになっていたと言う。三つの島については、どれであるか諸説があるようです。

室の浦の 湍門(せと)の崎なる 鳴島(なきしま)の 磯越す浪に 濡れにけるかも (十二、3164)
鳴き島は相生湾の入口の島か?室津から相生湾にかけての海岸線に面する島々と言われる。

丘の頂上の広場はツバキの木が取り巻いている。

白ツバキの侘助が咲いている。

一度咲いて、霜に舐められて茶色になっているものもある。

なお、万葉の岬と牡蠣については、2006,12/23と2006,3/12にアップしています。
海を見晴らしてツバキの花、いい絵です!
ここは「万葉の岬」だそうですが、ここに見えるツバキはその昔からのものなのでしょうかね・・。
何回も行っているのですが、その都度知らないことがでてきます。
万葉の世界は又齧って見たい気がします。
私も少し前にある公園で椿を撮ろうとしたんですが
傷んでる花が多くて諦めました
寒さのせいだったのかもしれません
この地名にはなんとなく独特の印象を
持ちます。イメージは特にないのですが、
語感がよいです。佐渡・越後からします
と遠く、縁遠い土地ですが、なんとなく
行ってみたいものだと誘われるものを
感じます。
7日の撮影です。近くの梅林は10日から梅開きでした。
瀬戸内海は雨が少ないと言われますが、雪も少ないかもしれません。
春だと思って新芽が膨らみ、花弁がそっと顔を出した時に、霜が降りたんだろうと思います。入江に面した海岸線は穏やかのようです。