昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

万葉の岬(相生市)

2011-02-12 | 旅の風物
この日、春を見ようと室津の梅林に出かけたが、まだ開園してなくて、そのまま瀬戸内の海岸線を走り室津漁港に来てしまった。道の駅で、活魚をと思ったが日本海側ほどのバライティーはなかった。

室津の海の駅もそこそこに、更に西へと向い播州相生(あいおい)湾の東の岬、「万葉の岬」に来ました。室津漁港が見える。牡蠣が美味い。



せっかく咲いたツバキが、最近の冷えで、花弁が変色しているのもある。




赤いツバキは結構、よく咲いている。




夕陽に映えて、見事な色彩を出している。




万葉歌人達が、九州の任地との往復に、ここからはるか大和への望郷の念を詠った万葉歌が見られます。



碑文が少し読みにくいのですが、後ろの方の反歌だけを見てみます

玉藻刈る辛荷(からに)の島に 島廻(しまみ)する 鵜にしもあれや 家思はざらむ(六ー943) 山部宿禰赤人
(岬から見える三つの島に、沖から順に地ノ唐荷、中ノ唐荷、沖の唐荷の三つの島が点在します。その島の周りで鵜の一群が戯れている。それを見るにつけても、ヤマトの故郷に置いてきた妻子が思われる)
 
 難波津を出て、3-4日の行程で、島の間にある浅瀬の航路は航海のポイントになっていたと言う。三つの島については、どれであるか諸説があるようです。




室の浦の 湍門(せと)の崎なる 鳴島(なきしま)の 磯越す浪に 濡れにけるかも (十二、3164)
鳴き島は相生湾の入口の島か?室津から相生湾にかけての海岸線に面する島々と言われる。




丘の頂上の広場はツバキの木が取り巻いている。




白ツバキの侘助が咲いている。


一度咲いて、霜に舐められて茶色になっているものもある。

なお、万葉の岬と牡蠣については、2006,12/23と2006,3/12にアップしています。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日本の花 (旭川3sen6gouの まりあ)
2011-02-12 02:34:46
ツバキはやはりランとは違って古来からの「日本の花」という印象デス。
海を見晴らしてツバキの花、いい絵です!

ここは「万葉の岬」だそうですが、ここに見えるツバキはその昔からのものなのでしょうかね・・。
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旭川のまりあさんへ (tetu)
2011-02-12 03:03:45
 どこか落ち着きますね。万葉にも出てくる花であり、古代の人も相当の関心を持っていた樹木ですから、自生するヤブツバキを更に増殖して行ったのでしょう。
 何回も行っているのですが、その都度知らないことがでてきます。
 万葉の世界は又齧って見たい気がします。
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おはよう(^o^)丿 (アガリ)
2011-02-12 05:27:57
純白の椿が綺麗ですね
私も少し前にある公園で椿を撮ろうとしたんですが
傷んでる花が多くて諦めました
寒さのせいだったのかもしれません
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相生という地名に.. (地理佐渡..)
2011-02-12 08:10:41
おはようございます。

この地名にはなんとなく独特の印象を
持ちます。イメージは特にないのですが、
語感がよいです。佐渡・越後からします
と遠く、縁遠い土地ですが、なんとなく
行ってみたいものだと誘われるものを
感じます。

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アガリさんこんにちは (tetu)
2011-02-12 13:32:27
侘び助と名札が出ていたのですが、気分的にはもう少し閉じていて欲しいのですが、日当たりがいいので、よく開いているのかも…。
 7日の撮影です。近くの梅林は10日から梅開きでした。
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地理佐渡..さんへ (tetu)
2011-02-12 13:42:51
おそらく、高砂の松でしょうか。ここは牡蠣が美味い。
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♪椿咲く~春なのに~♪ (西恋おじん)
2011-02-12 16:10:00
瀬戸内海は、東京よりも暖かいと思っていたのですが、椿の咲き具合からすると同じくらいなんでしょうかね。先日公園のつば気炎に行ったら、やはり茶色く変色した蕾が沢山ありましたよ。寒さのせいでしょうか。
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西恋おじんさんへ (tetu)
2011-02-12 19:58:32
 東京でも冷たい風に曝されたのでしょうね。こちらも同じで、岬の先端の気象は厳しいようです。
 瀬戸内海は雨が少ないと言われますが、雪も少ないかもしれません。
 春だと思って新芽が膨らみ、花弁がそっと顔を出した時に、霜が降りたんだろうと思います。入江に面した海岸線は穏やかのようです。
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