マー君が通っている小学校には難聴の特別プログラムが併設されているため、各学年に数人ずつ難聴の子がいる。
マー君のクラスも18人中4人が補聴器か人口内耳をつけている。
時々全校の難聴児を集めて勉強会のようなものが行われているらしい。
先日親子で参加できる勉強会があったので、夫と覗いてみた。
勉強会の目的は、一人ひとりが自分に自信を持つこと。
難聴だからって引っ込み思案にならないこと。
面白い説明のしかたをしていた。
「ある車椅子に乗っている女の子が転校して来ました。
クラスのみんなは車椅子を見たことなかったので、
『どうしてこれに乗っているの?』と聞きます。
女の子は心の中で『聞かないで、聞かないで』と叫びました。
クラスのみんなにその声は聞こえますか?」
子供たちがいっせいに答える。
「きこえませぇ~ん。」
「女の子はついに泣き出してしまいました。
クラスのみんなは女の子をいじめようと思って聞いたのですか?」
子供たちは口々に答える。
「違うと思う。ただ不思議だったから聞いただけ。」
「興味があったから聞いただけ。」
「珍しいから聞いただけ。」
「そうです、教えてあげればいいだけなんです。
自分を理解してもらうためには、説明して教えてあげればいいのです。
心の中で叫んでも意味がありません。
嫌な顔をしてみせてもだめです。
言葉に出して、ちゃんと教えてあげればいいのです。」
それから補聴器のことを聞かれたらなんと答えるかを、実際に声に出して練習。
数日前のこと、公園で遊んでいると6~7歳の女の子がマー君に話しかけてきた。
「ねぇ、どうして耳の中が青いの?」
女の子はイヤーモールドのことを聞いている。
今までは、補聴器のことを聞かれるとすごく嫌そうな顔をしていたマー君。
「僕のママに聞いて。」
などと言って、答えることはなかった。
それが今回はちゃんと答えている。
「この青いのはイヤーモールドと言って、補聴器に繋がってるんだよ。」
補聴器を触りながら
「ほらこれが補聴器。」
女の子はさらに聞いて来る。
「どうしてそれをつけてるの?」
「耳が悪いからさ。これをつけないと良く聞こえないんだよ。」
「デフなの?」
「デフじゃないけど、デフに近いんだ。だからこれをつけるんだよ。
ほらここがスイッチ。こっちの上の方がマイクで音を大きくするんだ。」
嫌な顔一つせず、はきはきと説明するマー君。
その後二人は何もなかったように遊んでいました。
す、すごい。
あの勉強会のおかげかどうかは知らないけど、
補聴器を少しも恥ずかしいとは思ってない様子。
『もう大丈夫』そう確信しました。
マー君のクラスも18人中4人が補聴器か人口内耳をつけている。
時々全校の難聴児を集めて勉強会のようなものが行われているらしい。
先日親子で参加できる勉強会があったので、夫と覗いてみた。
勉強会の目的は、一人ひとりが自分に自信を持つこと。
難聴だからって引っ込み思案にならないこと。
面白い説明のしかたをしていた。
「ある車椅子に乗っている女の子が転校して来ました。
クラスのみんなは車椅子を見たことなかったので、
『どうしてこれに乗っているの?』と聞きます。
女の子は心の中で『聞かないで、聞かないで』と叫びました。
クラスのみんなにその声は聞こえますか?」
子供たちがいっせいに答える。
「きこえませぇ~ん。」
「女の子はついに泣き出してしまいました。
クラスのみんなは女の子をいじめようと思って聞いたのですか?」
子供たちは口々に答える。
「違うと思う。ただ不思議だったから聞いただけ。」
「興味があったから聞いただけ。」
「珍しいから聞いただけ。」
「そうです、教えてあげればいいだけなんです。
自分を理解してもらうためには、説明して教えてあげればいいのです。
心の中で叫んでも意味がありません。
嫌な顔をしてみせてもだめです。
言葉に出して、ちゃんと教えてあげればいいのです。」
それから補聴器のことを聞かれたらなんと答えるかを、実際に声に出して練習。
数日前のこと、公園で遊んでいると6~7歳の女の子がマー君に話しかけてきた。
「ねぇ、どうして耳の中が青いの?」
女の子はイヤーモールドのことを聞いている。
今までは、補聴器のことを聞かれるとすごく嫌そうな顔をしていたマー君。
「僕のママに聞いて。」
などと言って、答えることはなかった。
それが今回はちゃんと答えている。
「この青いのはイヤーモールドと言って、補聴器に繋がってるんだよ。」
補聴器を触りながら
「ほらこれが補聴器。」
女の子はさらに聞いて来る。
「どうしてそれをつけてるの?」
「耳が悪いからさ。これをつけないと良く聞こえないんだよ。」
「デフなの?」
「デフじゃないけど、デフに近いんだ。だからこれをつけるんだよ。
ほらここがスイッチ。こっちの上の方がマイクで音を大きくするんだ。」
嫌な顔一つせず、はきはきと説明するマー君。
その後二人は何もなかったように遊んでいました。
す、すごい。
あの勉強会のおかげかどうかは知らないけど、
補聴器を少しも恥ずかしいとは思ってない様子。
『もう大丈夫』そう確信しました。
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