ジャイサルメール2日目は
いよいよジャイサルメール城塞の中へ


西入り口から入って行きます。

旗が立っている所がかつての王宮で
今は博物館になっています。
ジャイサルメール城砦は2013年に世界遺産に
登録されました。

台地状のトリクタの丘の上に
ラーワル・ジャイサルによって1156年に
黄色い砂岩で築かれたジャイサルメール城。



この繊細さにはただただ驚くばかり!

博物館の中には現在の王様の写真が・・・


当時の王座



砂岩にこんなに細密に彫刻を施した
職人たちの多くは、パキスタンに渡ってしまい
インドにはもういないとのこと。

宮殿の窓からの市街地をのぞむ。




御妃様が住んでいた所だったかな?

宮殿の中は天井までも美しい。

王様が着ていたという服。
超巨大、身長は2メートル以上あったとか
確かにインドの男性は大柄な人が多いが
反対に女性は小柄な人が多いと思う。

王宮から城塞内と旧市街をのぞむ。

これからジャイナ教の寺院に行きます。
ここでインドの宗教について書きます。
インドではヒンドゥー教が79.8%
イスラム教が14.2%、キリスト教2.3%
シーク教1.7%、仏教0.7%、ジャイナ教0.4%
ジャイナ教はこんなに少数派ですが、
残されている寺院は、目を見張る彫刻の寺院が多い。

ジャイナ教は紀元前6~5世紀にインドで生まれ
不殺生、真実語、不盗、不淫、無所有の
5つの厳しい戒律のもとで生活している。
世界一戒律の厳しい宗教と言われ
高僧は自ら頭の髪の毛を抜きます。
町中では全裸の高僧が歩いていることも・・・


現地ガイドのバーンさんは、ジャイナ教徒で
入るたびにお参りをしています。

ジャイナ教の24人いる祖師の8番目の祖師。
ガイドさんは預言者と言っていた。
お顔は仏像に似ています。

二つのジャイナ教寺院を見た後は・・・・

ジャイサルメールで一番の
パトウォン・キ・ハヴェリへ
宝石と高級錦織の裕福な貿易商の
グマン・チャンド・パトワによって
19世紀の最初の60年間に建設され
装飾彫刻を施した出窓などは
ただただ目を見張って見上げるばかり!

2年程前に偶然付けたNHKの画面に
この美しい建物が映し出されていました。
” えぇーここは何処?絶対に行きたい!”
それ以来ジャイサルメールは、憧れの地となりました。

そしてその夢が叶った今
今回の旅の仲間から
「どうして最初のインド旅行で、タージマハールなど
ではなくて、ジャイサルメールを選んだの?」と
聞かれたので、それで
「NHKの番組のジャイサルメールを見て
ハートにビビッときて、行きた~いと思ったからよ。」と
答えています。
誰もが西インドのこんな田舎を
インド最初の旅行先に選んだのが不思議だったらしい。


所有者の地位と富を誇示するために
黄色の砂岩に細かく刻まれた装飾彫刻。


衣服もこんなぶら下げ方式で売っています。
それではまた明日ね。
今日も来てくださってありがとうございます。