夢!進行形。港が見える丘ガーデン

ミントさんの庭に憧れて、少しでもブルーガーデンに近づけるように日々奮闘する田舎のおばちゃんの日記です。

エーゲ海クルーズ・最大の危機

2023年05月07日 09時59分44秒 | エーゲ海クルーズ


この旅の最後に泊まったアテネのホテルは
5つ星でした。


ギリシャもイタリアのように
地面を掘れば遺跡に突き当たるそうで


地下1階に降りていくと
ホテル建設当時に出てきた遺跡を
そのまま保存しています。
きっと設計は変更せざるをえなかったでしょうね。


朝食はこの豊富なパンの中から選んで・・・・


おっさん2の大好きなデザートは
早くも品薄気味に・・・・
思えば私はこの旅でアイス以外のデザートは
食べなかったなぁ。少し心残りもあるけれど・・・
ヨーロッパのお菓子は極甘だから
食べず嫌いになっていたようです。


豊富なサラダ食材、あっ初めて苺を発見!
ゲットしましたよ。
そう言えばこの旅でサラダのブロッコリーは
見かけなかったなぁ


豊富なヨーグルト類


ホテルの前の通りです。

熱はないのですが、やはり風邪のようで
お通じも緩く、(これは船で飲んだ解熱剤のせいではないかと
・・・・だって大柄な白人用に、お薬も大きかった)

忘れ物がないように最後の荷造りをして
ホテルを後にします。

バスでパルテノン神殿下の駐車場に
到着ですが・・・ここって


昨晩ディナーをしたレストランの前じゃない?


昨晩は足がだるくて登れないのではと
思っていましたが、今朝はだるさもとれて
地上70mの所にあるパルテノン神殿には
難なく登れました。


アクロポリスの丘から下に見えるアゴラの丘にある
ヘファイストス神殿
ドーリア式の神殿で、34本の柱も屋根も残っています。


ガイドさんが持っているこんなお宝も、パルテノン神殿にはあった?
でも今は主要な遺産はほとんど大英博物館に
持っていかれてないそうです。
ギリシャ側は返してくれと言っていますが
イギリス側は、「返してもギリシャにはこれを飾る所が無いだろう」
と言って返却を拒んでいるそうです。


紀元前447年に建設が始まり
紀元前438年に完工した重厚なドーリア式建築です。

神殿の46本の円柱は、中央に膨らみを持たせた
エンタシスという技法で、視覚的な安定感を生み出し、
円柱が立っている間隔は決して一定ではなく
視覚的に美しく見えるように建てられています。



屋根の上のライオンの口から雨水が流れ落ち
雨樋の役目をしていたそうです。



パルテノン神殿は
紀元前480年のペルシア戦争で破壊された後に
再建され、6世紀にはキリスト教に取り込まれ
オスマン帝国の占領後の1460年代初頭には
モスクへと変えられました。



ギリシャはトルコに支配されていた歴史があるので
いまだに、トルコとは仲が悪いそうです。


エレクティオン神殿


6本の女神像はレプリカで、本物は
大英博物館やアテネの新アクロポリス美術館に
飾られているそうです。



円柱はこの様に幾つかのパーツを積み上げたもので
誰かが「だるま落としのようね」と言っていました。
それとも修復するためにカットした?
いずれもギリシャ国内で切り出された、高級大理石でできています。



古代の彫刻にも掘られている
アカンサスモリスの葉


パルテノン神殿を後にして向かったのは


1896年に開催された第一回オリンピック大会の
パナティナイコメインスタジアムです。


併設するお土産物店で0€札が、5€で売られていました。


古代の番兵?


2004年のアテネオリンピックの記念碑
スピード感を出したガラスのモニュメントです。


街路樹として植えられているオレンジ
オレンジはオレンジでも渋オレンジで食べられないそう。


ゼウス神殿ここも修復中でした。
オリュンポス十二神の中の最高神であるゼウスに
捧げられたコリント式神殿。


紀元前6世紀に建設が始まったが
古代の世界で最大級の神殿を完成させることは
出来なかった。

ガイドさんがスリの夫婦がいるから
気を付けてと注意してくれた。
ハッキリとは分からなかったが、若い夫婦らしい。


ハドリアヌスの凱旋門
ローマ帝国第14代皇帝ハドリアヌスの到来を
祝う記念碑です。
アテナイにある数多くの公共建築物の再建に
力を注いだハドリアヌス。
その恩恵に感謝した市民や有志の人々が
私財を投じたと伝えられています。
ヘンテコリン?いやペンテリコン山の大理石で
造られたコリント式のシンメトリーアーチです。

     

このピンクの花はインドの木に咲く花だそう。


二階建ての観光バス


アテネ観光をして
ギリシャともお別れです。

再びカタール航空機の機上の人となり
乗り継ぎのドーハ空港に飛びます。


チキンだったかな?フィッシュだったかな?
この写真を撮って携帯を前ポケットに入れたことは
覚えています。

帰りは行きより早くて4時間25分後、
ドーハ空港に到着しましたが
成田空港への乗り継ぎ時間は約7時間もあり
添乗員さんが、「椅子に座って待っているうちに
寝込んでしまって、乗り遅れてしまったりするので
必ず携帯アラームをセットしておいてください。」と言う。

バックから携帯を出す・・・・・ない!
シマッタ!どうしょう・・・・
顔面蒼白。

添乗員さんが話し終わるのを待って
携帯を座席ポケットに忘れてしまった事を告げる。

早速、添乗員さんが嫌な顔もせずに奔走してくれる。
近くにいた空港の係員に聞くと
インフォメーションに行けと言っている様子。
3人でインフォメーションに足早に歩く。
着いたけれど、順番待ちをしている人がいて待つ・・・
やっとインド人の女性の係員の前に立つ
添乗員さんが事情を説明しているが
インド人の係員は嫌そうな表情を隠そうともせずに
電話をかけて少し話しただけで「無い」と一言。
そんな・・・・
自分のミスだけど・・・
本気で万策を尽くそうとしない態度に腹が立つ。

もう一度添乗員さんが尋ねる・・・・
そして歩き出す・・・・
私たちがアテネから乗ってきた航空機が駐機している
搭乗口に行って、直接尋ねるらしい。
やばい!
もう搭乗が始まっている!
カウンターの係の方に、事情を告げてくれる添乗員さん。
そしたらここの係員の方が迅速に動いてくれて
航空機内の方に確認に行ってくれました。

待っている間・・・
もしなかったら・・・・旅の記録がない!
写真画像がない!ブログを書けない!
なぜ降りる時にポケットを確認しなかったのだろう?
いつもは必ずするのに・・・・
いつもは眠れない機内だけど・・・
今回は風邪や疲れのせいで寝てしまった。
それに注意力が欠けていたのは、お歳のせい?

この旅で2度目の神様にお願い!
どうか・・・・お願いします。

添乗員さんが顔をあげて・・・
「帰って来た!手に何か持っている」と言う
どうか・・・・
係員が私たちを呼ぶ
手に持っていたビニール袋の中に見える携帯電話
「これですか?」
「そうです!そうです!ありがとうございます。ありがとう!」

添乗員さんに感謝、感謝です。


マスク無しでお写真OKですか?
SNSに投稿しても大丈夫ですか?
両方ともOKを頂きました。
この旅で大変お世話になった添乗員さんを
ご紹介いたします。

専門はヨーロッパで、月に2~3回行くそうです。
歴史が大好きで、語り出したら止まらない程です。
実にマニアックにお勉強をしていて
詳しすぎる程です。
1度食事をしたら間隔を17時間空けてから
食事をする、ダイエット法を試しているそうです。
お水は炭酸水を飲んでいます。

主人共々本当にお世話になりました。
ありがとうございます。

良くも悪くも思い出深い旅になりました。
一生忘れないでしょう。



添乗員さんお勧めのHarrodsで
お茶でブレイクします。
安心したらドッと疲れました。



おっさん2がオーダーしたチョコレートケーキ(60.00)
私のアイスクリーム(15.00)



カフェラテ(30.00)
これってカタールの通貨リアルでのお値段だろうか?



10時間30分後、成田空港に到着です。

降りる際におっさん2に
「携帯はあるか?」

一生言われそうです。


長いことお付き合いいただきありがとうございました。


今日も来てくださってありがとうございます。



エーゲ海クルーズ・ギリシャの国情(ガイドさんの話)

2023年05月06日 11時15分00秒 | エーゲ海クルーズ


ミケーネ遺跡を後にして
次に向かったのは、アテネへの帰り道で
立ち寄ったコリントス運河です。


コリントス運河は、ペロポネソス半島の根元にあり
エーゲ海とコリンティアコス湾を結び
1893年に竣工され、全長6343mで
平均水深は8mです。


橋の上から眺めていると
高すぎて足がすくみそう!

バスはお土産物屋さんでの休憩を挟んで
一路アテネのホテルを目指します。


大きなバスにたった6名での
オプショナルツアーですので、最初後ろの方に
座っていましたが、直ぐにガイドさんの後ろの座席に移動して
ガイドさんと私的なお話も・・・・

60歳代(見た目ですから確かではありません)
の日本人女性のガイドさんですが
ギリシャ人の夫との馴れ初を聞き出すと
若い頃にシベリア鉄道でヨーロッパに渡り
ギリシャで出会って結婚したようです。

お話を聞いていると
ギリシャ人は信用できないと・・・・
裏切られたことが、何度かあったようです。

またギリシャはロシアとの結びつきが深く
宗教での「ギリシャ正教」とロシアの「ロシア正教」は
兄弟の様なものらしく、ロシア正教会の信者のプーチン大統領は
ギリシャのチプラス元首相との共同記者会見で
「我々は道徳的、精神的価値観を共有している」と
強調している。

だからウクライナ戦争のみかたも
私達と随分違います。
ガイドさんは言います。
「ゼレンスキー大統領はコメディアンだった時に
アメリカなどに随分蓄財していますよ」
”それは私人だった時のことなので、当然許されますよ”
と反論はしませんでしたが
「プーチンは、宮殿を4~5邸持っているそうですよ。」
とは言いました。
ガイドさんは沈黙して、少し重い空気感に包まれました。

思うに、人間も住む国の情勢によって
考え方や思想がこんなにも違ってくるのかと
考えさせられました。
日本人だから当然同じ考え方をするのだと
ばかり思っていましたから、ショックでしたね。

ギリシャの経済破綻の話から
2023年2月28日の、旅客列車と貨物列車との
正面衝突事故の原因が、人為的ミスによるもので
子供や大学生を含む57名もの尊い人命が、奪われた話になって
コネと公務員社会が生んだ、切替を怠った単純ミスによって
起こった事故で、古い鉄道システムの改革に
EUから100億€もの補助金をもらいながら
その使途は不明で、政府幹部の懐に入ったと
ガイドさんは怒る。

ギリシャはEUなどから36兆円もの借金が
あるにも関わらず、EUは強く返済を迫れない
ロシアや中国絡みの諸事情があるようです。

兎に角、ヨーロッパの国々を一つの国
とするEU(欧州連合)は理想と厳しい現実との
はざまで、苦悩しているのは確かなようです。




アテネのディヴァニパレス・アクロポリスホテルに
帰って来ました。

夕食は自由食でしたので、添乗員さんが勧める
”パルテノン神殿が見える”レストランに
オプショナルツアーに参加した人達8名と徒歩で
出かけました。



本当に素晴らしい立地にあるレストランで


メニュー



添乗員さんがお勧めするお料理を4名ずつでシェア
しながら頂きました。


パンですよ、何気にオシャレ



これって何だったかな?記憶にありません。


上のお料理を分けてくれたものです。

朝飲んだ解熱剤で、朝の検温時の体温は35度6分まで
下がって熱はありませんが、お腹の調子が悪く、足もだるくて
目の前のパルテノン神殿に、明日は登れるか
不安になってきました。


チーズ入りのサラダです。


みんなに取り分けてくれました。

最後はメインの


トリュフ入りのリゾット
美味しかったけれど、早くもお腹いっぱい状態で
みんな半分残していました。



デザートはマンゴーアイス

私たちをレストランに案内して帰るつもりだった
添乗員さんでしたが、結局最後までお付き合いくださって
お礼にマンゴーアイスをおひとつお裾分けー

正しく割り勘で二人で130€でした。

食事が進むにつれて


パルテノン神殿もライトアップされて
美しく変身!


こうしてポリス(都市国家)として
紀元前800年頃からの歴史を今に刻む
ギリシャの最後の夜は更けていきました。


今日も来てくださってありがとうございます。



エーゲ海クルーズ・ミケーネ遺跡

2023年05月05日 13時45分18秒 | エーゲ海クルーズ



・・・・・ 7日目 ・・・・


3泊4日のエーゲ海クルーズも
今日で終わりです。

今朝も5時起きで目ヤニが付く間もありません。

おっさん2はほぼ平熱に戻っていましたが
私が37度あったので、朝食後におっさん2に処方された
解熱剤を飲みました。
ツアーの朝の検温でひっかかるとマズイので・・・・


夜も明けきっていません。


9階のデッキです。まだ寒いのでプールの利用もなく
いつだったか少女がプールから上がって、ブルブル
震えていましたっけ。


ラブリオ港のクルーズ船


まだ人けの少ないデッキです。


今日でお別れです。


7時にミユーズラウンジに集合して
下船を待ちます。


私達のグループの先頭で下船した添乗員さんが
トラブルで呼び戻されました。
グループの方のカード決済で抜かりがあったようです。


おっさん2もやっと船から開放されました。

       

バスに乗り込み、プラカ地区での散策を楽しみます。


ゴミ収集車に積まれたまだ使えそうな椅子。


アテネで一番古いホテル。 

       
 
ギリシャ正教会




     

犬小屋かネコ小屋か・・・でもどちらもお出かけ中。







プラカ地区を後にして


次に訪れたのは、添乗員さんお勧めのナッツ屋さん。

私たちは朝食用にドライフルーツを買いました。



ギリシャは食糧は自給自足がほぼできるそうです。
オリーブやナッツ類、ゴマも豊富に採れるそうで
胡麻だらけのパン屋さんがありました。


一旦スーツケースをホテルに預けて

パルテノン神殿が見えます。

たった6名(本当は8名での催行でしたが)での
オプショナルツアー(25,000円)高いよ。
コリントス運河と世界遺産ミケーネの遺跡に出発。



丁度バスの中にギリシャの地図があったので
ガイドの日本人女性に、遠かったメテオラの場所を
尋ねました。指先はメテオラを指していませんが
ギリシャのほぼ中央部にメテオラはあります。


先にランチタイムです。


サラダとイカのフライです。




ギリシャ料理の代表?ムサカ
ナスとじゃが芋、ミートソースにベシャメルソースを
重ね焼きしたラザニヤの様なものです。



デザートはオレンジ、ちょっとガッカリよ。

食後ミケーネ遺跡に・・・



ミケーネはギリシャのペロポネソス半島東部に
あります。


アイギストスのお墓。
1876年にドイツのシュリーマンが発掘しました。
「黄金のマスク」が発見された円形墓地です。

ミケーネ文明は紀元前1600年頃に起こって
紀元前1150年頃に突如消えてしまいました。




日本人のガイドさん


先行のクレタ文明を征服しながら、ミケーネ文明は
後半の古代ギリシャのエーゲ文明を築いたが
紀元前1200年頃に鉄器が使われるようになった
ことにより消滅したと考えられています。


王宮入り口の獅子の門


     

ビビットな色のヒナゲシ





この穴に入って行った日本人男性が
ズボッと水にはまったとか・・・・

世界史の教科書で記憶にあったミケーネ文明
古代遺跡はどこも似たり寄ったりだけど・・・
やはり近くにまで来たからには、訪れてみないとね。


長くなったので今日はこの辺で・・・・


今日も来てくださってありがとうございます。


エーゲ海クルーズ・サントリニー島

2023年05月04日 13時51分36秒 | エーゲ海クルーズ


おっさん2の体温計は
37度1分を指していますが
まだ体調が思わしくないので、16時30分からの
サントリニー島の観光は、私一人で出かけることにしました。


サントリニー島へもテンダーボートで行きます。
遥か遠くに停泊する、セレスティアル・オリンピア号。

船室内のモニター画面では現在地が見られます。

サントリニー島は三日月型をしていて
湾側とその反対側とは全然違う景色が見られるそうです。


断崖絶壁の上に見える白いものは雪ではありません。
白い家々ですね。

小さな港に上陸してバスでフィラの町を目指します。




エーゲ海の風が通り抜けて行きます。




さり気ない飾りだけど・・・いいなあ~


帽子に貝殻をぶら下げた風鈴?




なぜこんな写真を撮ったんだろう・・・と
考えていたら、そうだ!サントリニー島は風が強いので
葡萄の木が大きくならないらしいのです。


フィラの町とお別れして
ブルードームでお馴染みのイアの町へ。


クルーズ船の船影


4月だからシーズンが始まったばかりなので
狭い道はまだ通れます。


もう少し海側から撮れればバッチリだけど・・・


早くも夕陽とのショットを撮ろうと
道の端には腰をかけた人、人、人ばかりです。






もう少し陽が落ちれば最高だけど・・・



観光時間が限られているなかでは
これが精一杯です。






アギオス・ニコラウス要塞で夕陽を待つ人々。


あらここにも風車があるのね。




ブルードームの傍でも猫ちゃんがお昼寝中。

    

ジュディ・オングの魅せられて
唄いたくなりませんか?エッ古い!

南に向いている窓をあけ・・・・・・♬


さり気ないディスプレイも素敵。


これもいいなあ~

   









枝先に穂のような物が付いています。


サントリニー島の落日。


テンダーボートをクルーズ船に接岸します。


21時30分までの夕食に辛うじてセーフ。
船内で独り過ごしたおっさん2も元気と食欲も
出てきたようです。

私達の前日に熱を出したMご夫婦のご主人は
37度代の熱だったそうですが、大事を取って・・・
私達も熱を出したのはおっさん2で
添乗員さんによると、「男性の方が弱くて、女性は強いですよ」

特におっさん2は出発の前に
10日間不在にする備えに奔走していたので
その疲れが溜まっていたのと、クルーズ船での
過密スケジュールで睡眠不足気味だったのと
船室内の効き過ぎた冷房も、発熱の原因ですね。
でもコロナワクチンの接種は5回していたので
ある程度安心はしていましたが、基礎疾患があるので
想定外のことが起こるかもという心配もしていました。

今夜は11時までにスーツケースを
ドアの前に出しておかなければなりません。
また明朝は5時のモーニングコールで

この狭いセレスティアル・オリンピア号とも
お別れです。


今日も来てくださってありがとうございます。


エーゲ海クルーズ・38.6度の発熱コロナか?

2023年05月03日 13時27分45秒 | エーゲ海クルーズ


パトモス島には16時30分に入港しましたが
いつもミユーズラウンジで下船を待つのですが
順番はいつも白人の大人数のツアーの人達が
優先されているように感じます。


パトモス島には直接岸壁に横付けできないので
このテンダーボートでお客さんを港まで
ピストン輸送しています。


だから余計に待たされます。
私たち日本人の少人数のツアー客はいつも
最後の方に呼ばれます。
最初に呼ばれたツアー客は、歓声をあげて
喜びますが、最後の方の私たちは待ちくたびれて
歓声なんかあげる元気もありません。




私たちはキリスト教徒ではないので
このパトモス島でのオプショナルツアー、
聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟には参加しませんでした
ので、上陸してもお土産店を覗くだけです。

ヨハネの黙示録の著者で、イエスの十二使徒のひとり
ヨハネがイエス・キリストから啓示を受けたとされる
洞窟には、三位一体を示す三つの裂け目が残っているそうです。
世界遺産になっています。


さて上陸してどこに行きますか?


歩いていると1軒の興味をそそられる
お店に・・・





割れた壺の中にアクセサリーをディスプレイしたり
トランペットのスタンドもありますね。
入ってみましょう。


秒速で目に入ったこのローソク立て85€、
気が付いたらレジに持って行っていました。



大きいサイズのこんな物もありました。

店主のおじさんに「ディスカウント」と言ったら
カード払いだと80€、「ギャーシュ75€」と言う
ギャーシュってなんだろう?
ああキャッシュのことね。と気づいて
キャッシュでお支払いすることに。


オクトパスのスタンド


壁を這う昆虫は、扇の骨のような物で
できていました。


どれもこれもセンス良すぎ~




お店のお名前はWORK SHOP
再び訪れることが出来たら、絶対入りたいお店です。



可愛い猫ちゃん


添乗員さんお勧めのスィーツのお店に行ってみました。
おっさん2が買ったミネラルウォーターは1€で
船(1.5€)より安かった。
このアイスも美味しかったよ。



テンダーボートに乗って船に戻り
夕食を頂いてシャワーを浴びて、ベッドに入った時は
12時近くになっていました。



・・・・・ 6日目 ・・・・・


今朝も5時起きで起きると
おっさん2の顔が熱っぽい。
おでこに手のひらを乗せると熱い!
ワーたいへん!
急いで添乗員さんの部屋に電話する。
「熱がありそうなので、体温計をお借りしたい」と言うと
前日のパトモス島観光を欠席したMご夫婦の部屋に
御貸ししているとのことです。
添乗員さんが前もってMご夫婦のお部屋に連絡して
私が体温計を頂きにお部屋に伺うことを
お知らせして下さって、取りに行きました。

早速、体温計を脇の下に入れる。
ピピッと鳴るまでのほんの数秒が長いこと。
色々な思いが交錯する。
もしコロナだったら・・・・
ツアーから離脱しなければならなくなったら・・・
ピピッ 鳴った・・・・
38度6分・・・・・ガーン!!!
ベッドにへたり込んでしまった。

添乗員さんに報告をする。
おっさん2は熱の割には元気です。
私は平熱の36度1分。
この期に及んで私は「クレタ島の観光はできませんか?」
きっと気もそぞろの観光になるとは思いましたが・・・
それを聞いた添乗員さんは当然のこと
「熱があるご主人を置いて行けますか?」
「・・・・・・・・行けません」
「PCR検査をして陽性が判明したら、ツアーを
離脱して頂きます」
ガーン!それが一番恐ろしい!


みんなはクレタ島の観光に出かけ・・・
おっさん2は当然食欲はないので
水分は充分に摂るように言って、一人で朝食に
出かけましたが、当然食欲はなく、果物ばかり食べて
部屋に帰りました。


食べ物を部屋に持ち帰ることは禁止されていましたが
前日のマフィンを1個持ち帰っていたことを思い出し
「これを半分だけでも食べて風邪薬を飲んで」と言って
無理やり薬を飲ませました。

タオルのハンカチを濡らして
おっさん2の額の上に乗せました。
そんな事をして気を紛らわせても、頭の中は
コロナ、離脱、コロナ、離脱が駆け巡り、支配している。

そう言えば添乗員さんが言っていました。
「添乗員と海外ツアー客、17名がコロナに感染した
事例があるので、私たちは常にマスクをしていましょう。」
この場合は”みんなでコロナに感染すれば怖くない”
ですよね。
でも
おっさん2と二人だけだったら
どの様にPCR検査をして、ホテルはどうするのか
帰りの飛行機のチケットは?

全てがグルグルと頭を駆け巡り、不安の嵐に
襲われて、こちらまで発熱しそうです。

そんな中で一縷の望みは
私がまだ元気だということです。


寒い!寒いと言うので
私のベッドカバーまで掛けています。

電話がなりました。
添乗員さんがクレタ島の観光から戻って
「お加減はいかがですか?」
「少しだけ下がって38度4分です。あのー
船内ドクターに診てもらいたいのですが・・・」
「出来ますよ、直ぐに手配しますね。」

5分もしないで大柄のドクターと
看護師の若い女性が入って来て、額の熱を測ります。
えっ36度4分?随分と体温計と差があります。
直ぐに綿棒のような物を鼻の穴に突っ込んで
抗原検査をします。
直ぐに結果がでるようで、キットの一番端の薄いラインの
所がおっさん2の結果なのか?
再び今度はPCR検査用なのか、持ち帰って
医務室で検査をするようです。

添乗員さんが「ポジティブと言ったら陽性で
NOポジティブと言ったら陰性です」と教えてくれます。
狭い船室で両手を合わせて、神様にもすがる思いで
結果を待ちます。
5分もしないでその結果が届きました。
ドクターが両手を広げて、野球のセーフの
ジェスチャーをしました。
添乗員さんが「陰性ですって」と笑顔で
教えてくれました。
「良かった!良かった!ありがとうございます。」
みんな、みんなありがとう。
世界中の人達に感謝のありがとうを言いたい気持ちです。


診察証明を兼ねた請求書です。
161.85€
日本円で約24,000円。旅行保険に入っていたので、
多分全額戻ってくると思います。



3種類のお薬も処方してくださいました。
抗生剤、咳止め、解熱剤。

本当に一安心で
私は16時30分からの、待望のサントリニー島観光
には行けそうです。



今日も来てくださってありがとうございます。