この旅の最後に泊まったアテネのホテルは
5つ星でした。
ギリシャもイタリアのように
地面を掘れば遺跡に突き当たるそうで
地下1階に降りていくと
ホテル建設当時に出てきた遺跡を
そのまま保存しています。
きっと設計は変更せざるをえなかったでしょうね。
朝食はこの豊富なパンの中から選んで・・・・
おっさん2の大好きなデザートは
早くも品薄気味に・・・・
思えば私はこの旅でアイス以外のデザートは
食べなかったなぁ。少し心残りもあるけれど・・・
ヨーロッパのお菓子は極甘だから
食べず嫌いになっていたようです。
豊富なサラダ食材、あっ初めて苺を発見!
ゲットしましたよ。
そう言えばこの旅でサラダのブロッコリーは
見かけなかったなぁ
豊富なヨーグルト類
ホテルの前の通りです。
熱はないのですが、やはり風邪のようで
お通じも緩く、(これは船で飲んだ解熱剤のせいではないかと
・・・・だって大柄な白人用に、お薬も大きかった)
忘れ物がないように最後の荷造りをして
ホテルを後にします。
バスでパルテノン神殿下の駐車場に
到着ですが・・・ここって
昨晩ディナーをしたレストランの前じゃない?
昨晩は足がだるくて登れないのではと
思っていましたが、今朝はだるさもとれて
地上70mの所にあるパルテノン神殿には
難なく登れました。
アクロポリスの丘から下に見えるアゴラの丘にある
ヘファイストス神殿
ドーリア式の神殿で、34本の柱も屋根も残っています。
ガイドさんが持っているこんなお宝も、パルテノン神殿にはあった?
でも今は主要な遺産はほとんど大英博物館に
持っていかれてないそうです。
ギリシャ側は返してくれと言っていますが
イギリス側は、「返してもギリシャにはこれを飾る所が無いだろう」
と言って返却を拒んでいるそうです。
紀元前447年に建設が始まり
紀元前438年に完工した重厚なドーリア式建築です。
神殿の46本の円柱は、中央に膨らみを持たせた
エンタシスという技法で、視覚的な安定感を生み出し、
円柱が立っている間隔は決して一定ではなく
視覚的に美しく見えるように建てられています。
屋根の上のライオンの口から雨水が流れ落ち
雨樋の役目をしていたそうです。
パルテノン神殿は
紀元前480年のペルシア戦争で破壊された後に
再建され、6世紀にはキリスト教に取り込まれ
オスマン帝国の占領後の1460年代初頭には
モスクへと変えられました。
ギリシャはトルコに支配されていた歴史があるので
いまだに、トルコとは仲が悪いそうです。
エレクティオン神殿の
6本の女神像はレプリカで、本物は
大英博物館やアテネの新アクロポリス美術館に
飾られているそうです。
円柱はこの様に幾つかのパーツを積み上げたもので
誰かが「だるま落としのようね」と言っていました。
それとも修復するためにカットした?
いずれもギリシャ国内で切り出された、高級大理石でできています。
古代の彫刻にも掘られている
アカンサスモリスの葉
パルテノン神殿を後にして向かったのは
1896年に開催された第一回オリンピック大会の
パナティナイコメインスタジアムです。
併設するお土産物店で0€札が、5€で売られていました。
古代の番兵?
2004年のアテネオリンピックの記念碑
スピード感を出したガラスのモニュメントです。
街路樹として植えられているオレンジ
オレンジはオレンジでも渋オレンジで食べられないそう。
ゼウス神殿ここも修復中でした。
オリュンポス十二神の中の最高神であるゼウスに
捧げられたコリント式神殿。
紀元前6世紀に建設が始まったが
古代の世界で最大級の神殿を完成させることは
出来なかった。
ガイドさんがスリの夫婦がいるから
気を付けてと注意してくれた。
ハッキリとは分からなかったが、若い夫婦らしい。
ハドリアヌスの凱旋門
ローマ帝国第14代皇帝ハドリアヌスの到来を
祝う記念碑です。
アテナイにある数多くの公共建築物の再建に
力を注いだハドリアヌス。
その恩恵に感謝した市民や有志の人々が
私財を投じたと伝えられています。
ヘンテコリン?いやペンテリコン山の大理石で
造られたコリント式のシンメトリーアーチです。
このピンクの花はインドの木に咲く花だそう。
二階建ての観光バス
アテネ観光をして
ギリシャともお別れです。
再びカタール航空機の機上の人となり
乗り継ぎのドーハ空港に飛びます。
チキンだったかな?フィッシュだったかな?
この写真を撮って携帯を前ポケットに入れたことは
覚えています。
帰りは行きより早くて4時間25分後、
ドーハ空港に到着しましたが
成田空港への乗り継ぎ時間は約7時間もあり
添乗員さんが、「椅子に座って待っているうちに
寝込んでしまって、乗り遅れてしまったりするので
必ず携帯アラームをセットしておいてください。」と言う。
バックから携帯を出す・・・・・ない!
シマッタ!どうしょう・・・・
顔面蒼白。
添乗員さんが話し終わるのを待って
携帯を座席ポケットに忘れてしまった事を告げる。
早速、添乗員さんが嫌な顔もせずに奔走してくれる。
近くにいた空港の係員に聞くと
インフォメーションに行けと言っている様子。
3人でインフォメーションに足早に歩く。
着いたけれど、順番待ちをしている人がいて待つ・・・
やっとインド人の女性の係員の前に立つ
添乗員さんが事情を説明しているが
インド人の係員は嫌そうな表情を隠そうともせずに
電話をかけて少し話しただけで「無い」と一言。
そんな・・・・
自分のミスだけど・・・
本気で万策を尽くそうとしない態度に腹が立つ。
もう一度添乗員さんが尋ねる・・・・
そして歩き出す・・・・
私たちがアテネから乗ってきた航空機が駐機している
搭乗口に行って、直接尋ねるらしい。
やばい!
もう搭乗が始まっている!
カウンターの係の方に、事情を告げてくれる添乗員さん。
そしたらここの係員の方が迅速に動いてくれて
航空機内の方に確認に行ってくれました。
待っている間・・・
もしなかったら・・・・旅の記録がない!
写真画像がない!ブログを書けない!
なぜ降りる時にポケットを確認しなかったのだろう?
いつもは必ずするのに・・・・
いつもは眠れない機内だけど・・・
今回は風邪や疲れのせいで寝てしまった。
それに注意力が欠けていたのは、お歳のせい?
この旅で2度目の神様にお願い!
どうか・・・・お願いします。
添乗員さんが顔をあげて・・・
「帰って来た!手に何か持っている」と言う
どうか・・・・
係員が私たちを呼ぶ
手に持っていたビニール袋の中に見える携帯電話
「これですか?」
「そうです!そうです!ありがとうございます。ありがとう!」
添乗員さんに感謝、感謝です。
マスク無しでお写真OKですか?
SNSに投稿しても大丈夫ですか?
両方ともOKを頂きました。
この旅で大変お世話になった添乗員さんを
ご紹介いたします。
専門はヨーロッパで、月に2~3回行くそうです。
歴史が大好きで、語り出したら止まらない程です。
実にマニアックにお勉強をしていて
詳しすぎる程です。
1度食事をしたら間隔を17時間空けてから
食事をする、ダイエット法を試しているそうです。
お水は炭酸水を飲んでいます。
主人共々本当にお世話になりました。
ありがとうございます。
良くも悪くも思い出深い旅になりました。
一生忘れないでしょう。
添乗員さんお勧めのHarrodsで
お茶でブレイクします。
安心したらドッと疲れました。
おっさん2がオーダーしたチョコレートケーキ(60.00)
私のアイスクリーム(15.00)
カフェラテ(30.00)
これってカタールの通貨リアルでのお値段だろうか?
10時間30分後、成田空港に到着です。
降りる際におっさん2に
「携帯はあるか?」
一生言われそうです。
長いことお付き合いいただきありがとうございました。
今日も来てくださってありがとうございます。