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3日間全くクラブを握らず、左手首の痛みの鎮静化に専念して臨んだ東建多度カントリーC。
毎年、男子プロのツアーが開催されるコースである。
そういうコースが好きなのが仲間内にいて、彼に幹事を任せるとだいたい「ワールドレイク」とか「みずなみC」とか今回の「東建多度C」とか、プロのツアー開催経験のあるコースになる。
最近は「和合」や「三好」のような今でも会員の紹介が必要なごく一部の超名門コースを除いて、どこでもビジターを入れてくれるから嬉しい時代になったものだと思う。
自分がゴルフを始めた二十数年前では考えられなかったことだ。
プレー代も当時に比べれば格段に安くなっている。
今みたくこんな気軽にゴルフができるなんて、当時ならよほど金持ちの社長さんくらいしか考えられなかったことだろう。
また、以前はマナーとか身だしなみとかも今より相当厳しかった。
皆がそういう意識を持っていて、コースへ行くと、まず先輩方にはそこからよく躾られたものである。
この日のスコアは、意外とまとまった。
良くはないが、悪くもない。
コースの難易度を考えれば、出来過ぎなくらいだろう。
左手首も途中でさらに悪化した感はあったが、スイングでちゃんとしたインパクトができないほどではなかった。
ただ・・・・・、ショットした後のフォロースルーで、コックが解ける瞬間に何か引っ掛かるような痛みが走り、ほとんどのショットで最後にクラブを手から離してしまった。
瞬間的に、身体が気持ち悪いと感じる。
身体がいつもと違うのに反応してしまう。
そういうことだろう。
あの松山英樹クンがミスショットをした際に、思わずクラブを放り投げてしまう・・・あんな感じだ。
それは、自分でも意外なことだった。
ようやく、アタマよりも身体の感覚で打てるようになってきたということか。
アドレスからインパクトまでは痛みを忘れるほど集中できていたし、フォロースルーも力まずにちゃんと最後までとれていたように思う。
だからこそ、最後に思わずクラブが手から離れてしまうのだ。
この感覚は忘れたくない。
手首を傷めたことで、逆にまたひとつ新たな感覚が磨かれた気がしている。
とはいえ、この日少なくとも30回以上はクラブを放り出しただろう。
そのうち何度かは、クラブは反動で回転しながら飛んだ。
周りのメンバーからは、多少なりともヒンシュクをかっていたに違いない。
まったく自分で意識して行った動作ではないとはいえ、クラブを放り出すのは明らかにマナー違反。
何より危険である。
今回の連中からは「松山クンみたいでカッコイイ!」・・・と冷やかしの声。(笑)
別にそういうわけでもないのだが。。。
二十数年前、ゴルフを始めた頃のあの諸先輩方とのラウンドだったなら、間違いなく怒られていたはずだ。
・・・・・時代は変わったのである。
それにしても、左手首の方は再び悪化。
しばらくはクラブは握らないでいたい。
これまでの自分を思えば、どこまで我慢できるかは定かではないが。。。(笑)
ただ、骨を折るよりも、手首は怖い気がしている。