どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

パーオン率。

2014-10-23 | Sandstorm



10月22日現在、服部真夕プロの2014年度のパーオン率74.2754%は驚異的な数字だ。
LPGA歴代でも、年度別で最高の数字なのではないか。
今年度は全試合フル参戦、92ラウンドを消化しての数字であるのだから決してフロックではないだろう。
2位のテレサ・ループロに約2ポイントも差をつけているのだから、いかに抜きん出た数字であるということがわかる。
ただ、だからといって、今年のマタちゃんが素晴らしい成績かといえば、どちらかといえばその逆であるのだから面白い。
必ずしもパーオン率が高ければ平均ストロークも良いというわけではないようだ。
逆に難しいグリーンに乗せるより、アプローチしやすい場所やグリーン面方向に残すマネージメント、あるいはアプローチの技術、勝負懸かった時のメンタリティの方が、試合に勝つためには重要ということなのだろう。
スコアメイクのためには“まずパーオン”というのが我々アマチュアゴルファーの常識。
だが、プロのトーナメントレベルにもなると、グリーンに乗せることばかりに意識が向くと、かえってスコアメイクを難しくしてしまうこともあるのかも知れない。





ただここまで来たら、ランキングのトップは維持してもらいたいね。
昨年、一昨年と日本人ではトップでも、上には韓国勢がいてタイトルは獲れなかった。
まあこれがプロゴルファーとして重要なランキングタイトルかどうかは別として、一応協会の記録に名前が残るもの。
なにせ2年越しでの惜しいランキングだったのだから、今年はまずひとつ自分自身のゴルフに確かな自信という楔を打ってもらいたいものである。
それが過去歴代最高の数字なのだとしたらなおさらだ。





もしかしたらこの数字、マタちゃん本人も意識している?
今年はこっち狙いか?(笑)
まあ、そんなことはないと思うが。





ただ、たとえそうだとしても必ずしも全くもって本末転倒というわけでもないだろう。
2014年度のこの数字というのは、いつしかきっと活きてくる。
たまたま今年はこういう年で、新しい勢力の台頭に成績は残せていないが、マタちゃん自体の数字が著しく後退したわけではない。
一見地味で面白みは少ないが、一歩一歩、着実に前に進んでいる。
彼女はもともとあまりリスクを背負わない攻めをするタイプ。
優勝争いをしていてもパッティングはなかなかカップを通り過ぎないし、よほど追い詰められない限りショットでピンを射して狙ってくることもない。
危なっかしいのは相変わらずだが、何かと一皮剥けた感のある同門の後輩、森田理香子プロとは対照的な感じである。
彼女みたくマタちゃんも、そろそろ冒険してもいい頃!?





・・・・・かも。(笑)










最新の画像もっと見る