
これは笑い話である。
笑えない笑い話。
でも、本当は”恥ずかしい話”で、とてもじゃないが知り合いには話せない。
でもまあブログならイイか、と。
これまでもずっと、自虐的なネタがメインであったブログである。
新たにスイングの森を歩き始めて数ヶ月。
パーシモンのドライバーで250Yオーバーだったのは、はるか昔。
10年ぶりに握ったドライバーでは、どう振ってもボールは練習場の向こうのネットのたもとが精一杯。
20代の肉体と40代の肉体では、同じパワーを望むのは無謀というべきか。
立派になったのは、この突き出た腹回りくらいだ。
新しいドライバーを購入し、ようやく少しは飛距離を取り戻したが、ボールの方向性は全くの不安定。
振りすぎ(オーバースイング)、右腕の使いすぎは、自ら十分に理解しているが、あの20代の頃の無意味なプライドがそれを変えるのを許さない。
あの頃はまだ毎日のように仲間と練習場に繰り出し、お互いになんやかんやと言い合いながらちゃんとスイングしていたように思う。
レッドベターのアスレチックスイングという教書が、持て囃されていた時代のことだ。
それが、最近ずっと考えているのは、「とにかく飛ばせ!」。
なんてバカな男なのだろうと思う。
思うのは、ゴルファーが「飛ばし屋」とか「ドラコン帝王」なんて称号をもらったときから、そのプライドが一流への道を閉ざしてしまうものなのかも知れない。
人間なんて、褒めてもらえば嬉しいもの。
少なからず、そこにプライドを持つ。
アマもプロも関係ない。
もしかしたら、最初からそんなもの無い方が良いのかも知れない。
それが本当に必要な技術の取得の邪魔をする。
誰もが歳をとるのだ。
ひとりとして例外なく。
その時に必要なものを、自分はまだ手に入れていなかった。

そんでもって、購入したのがこのDVD。
アタマの中から変えていかなければと決意。
コースに出て、変なプライドがムクムクと起き上がってきたら、このDVDを思い出すことにした。
それでも、それは非常に難しいことだった。
一度手にした甘い誘惑は、なかなかその身を逃してくれない。
スコアは負けても、誰よりも飛ばしたい。
ティーグラウンド上でその感情をコントロールするのは、よほどコレで飯を食うくらいの決意(笑)が必要だ。
「オンプレーン」。
今のスイングレッスンの合言葉。
そのスイングが、一番安定し、そして一番飛ぶ。
アタマでは分かっていても、カラダが気持ち悪い。
今やカリスマ”ツアープロコーチ”谷将貴氏のDVD。
トップからダウンスイング。
インパクトまでのリリースの間で、右ヒジは脇腹にボディブローを打つように・・・・と。
あくまでイメージの世界。
ある程度ちゃんとスイングできる方には、最高のワンポイントなのかも知れない。
ただ元来、無意識に右腕を使ってしまうのに20年間も慣れきった自分にとっては・・・。

笑わないで下さいな。
右肋骨、骨折。。。
自分にとっては、全くもって笑えない話。
自分の右ヒジで自分の肋骨を砕いてしまったらしい。
正確に言うと、その練習中にグキッっと。
翌日の仕事中に10トン台車を押してボキッっと。
整形外科の医者が言うには、「それで自らトドメを刺しましたね。」
・・・・・だと。
現在も咳やクシャミをするだけで、まるで気絶しそうな痛みである。
40過ぎのオジサンに、スイングの森はあまりにも険しい。
嗚呼、ダメになりそう。。。
服部真夕への道は、遠い。 (なんじゃそりゃ!)
やはり、ピチピチのお姉さんには敵いません。
ここのところ続いていた深夜の練習場通いも、しばらくはお休みだ。
仕事も休み・・・と言いたいが、残念ながらそんな身分ではないので、あしからず。
胸に巻いたサポーターが苦しいっす。
ホント、まるで笑えない笑い話。
そういえば地元スポーツ紙の特集で、服部真夕プロの記事が。。。
ドラゴンズ、始球式、賞金女王でEXILE・・・?
読めば読むほど、やはりピチピチのお姉さんには敵いません。(笑)