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先週も「秋桜シリーズ」で盛り上がりを見せた名古屋競馬。
今井貴大騎手や山本茜騎手など若いジョッキーの頑張りが目立つ名古屋競馬ではありますが、名古屋のリーディングジョッキー争いで現在トップを張るのは”若きエース”岡部誠騎手。
カリスマ吉田稔騎手の中央挑戦を視野に入れた騎乗が続く中、”中堅ジョッキー”安部幸夫騎手や丸野勝虎騎手を抑えて今や堂々と全国にも誇れる腕のナンバーワンジョッキーであります。
そんな岡部騎手とて、すでにデビューから13年目の30歳。
もはや「若手」と呼ぶには失礼な年齢でありましょう。
まだまだ当分の間は一層の活躍が期待される岡部騎手ではありますが、気になるのがそれに続く世代の台頭。。。
彼の背中を脅かすような追いかけてくるライバルジョッキーが、なかなか現れないということ。
今現在の名古屋競馬のトップジョッキーといえば・・・、
吉田稔騎手38歳。
安部幸夫騎手39歳。
宇都秀樹騎手39歳。
戸部尚実騎手44歳。
丸野勝虎騎手33歳。
岡部誠騎手30歳。
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これを見ると、やがては「岡部・丸野」の全盛時代が到来するというところでしょうか?
無論、ベテランジョッキーもそうそう黙ってはいないとは思われますが。。。
とはいえ、それに続く20代後半のジョッキーが彼らとは大きく差が開いてしまっているのは憂慮すべき問題です。
これからますます実力主義、弱肉強食の色が濃くなってくると思われるこの時代、そう易々とベテランも若手に勝ち鞍を譲ってくれるようなことはないでしょうし、このまま行けば間違いなく今以上に上下の差が開くばかりのように思われます。
もちろん吉田稔騎手をはじめ安部幸夫騎手、丸野勝虎騎手、さらには岡部誠騎手とて、中央挑戦を望み去っていくことも十分考えられます。
そうなった時、さて名古屋に”乗れるジョッキー”が残っているのかどうか?
トップが抜けたことにより押し出されるような形での残ったジョッキーでのリーディング争いなど、なんの面白みもありません。
また”頼れる騎手”のいない競馬は、馬券を買うファンにとっても興醒め。
大本命の強い馬が、平気でコロコロ勝てるレースを落としたら・・・・・?
穴党ファンとて狙いがつかないような、宝くじ状態の競馬になってしまうように思うのです。
はてさて、どうなることやら?
今回のテーマは・・・、
名古屋競馬の次の時代を担う次世代ジョッキーは誰だ!?
であります。。。
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<名古屋競馬所属騎手一覧>(騎乗年数昇順)
名前 デビュー 経過年月 勝利数
今井貴大 (2006年10月) 0年11ヶ月 51勝
山本 茜 (2005年10月) 1年11ヶ月 129勝
竹田吉秀 (2005年4月) 2年5ヶ月 28勝
柿原 翔 (2002年10月) 4年11ヶ月 129勝
大畑雅章 (2001年10月) 5年11ヶ月 343勝
加藤誓二 (2001年4月) 6年5ヶ月 191勝
清家義徳 (2001年1月) 6年8ヶ月 135勝
横井将人 (1998年10月) 8年11ヶ月 266勝
柴田直樹 (1997年10月) 9年11ヶ月 356勝
山田崇史 (1997年4月) 10年5ヶ月 309勝
宮下 瞳 (1995年10月) 11年11ヶ月 494勝
加藤利征 (1995年4月) 12年5ヶ月 131勝
岡部 誠 (1994年10月) 12年11ヶ月 1286勝
尾崎章生 (1992年10月) 14年11ヶ月 346勝
丸野勝虎 (1992年4月) 15年5ヶ月 1037勝
藤原良一 (1992年4月) 15年5ヶ月 321勝
小山信行 (1992年4月) 15年5ヶ月 358勝
福重正吾 (1989年4月) 18年5ヶ月 419勝
倉地 学 (1988年4月) 19年5ヶ月 818勝
安部幸夫 (1987年10月) 19年11ヶ月 1980勝
吉田 稔 (1987年4月) 20年5ヶ月 2074勝
宇都秀樹 (1986年10月) 20年11ヶ月 1305勝
戸部尚実 (1983年4月) 24年5ヶ月 1602勝
児島真二 (1981年6月) 26年3ヶ月 1787勝
竹下 太 (1980年4月) 27年5ヶ月 1465勝
丹羽克輝 (1976年5月) 31年4ヶ月 944勝
2007年9月22日現在
(敬称略)
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私の独断で、世代別に色分けさせて頂きました。
桃色が、若手ジョッキー群。
水色が、次世代ジョッキー群。
緑色が、中堅ジョッキー群。
橙色が、ベテランジョッキー群です。
ここで注目したいのが、水色の部分のジョッキーの方々です。
名古屋競馬の次の時代を担う世代のジョッキーだと思われる世代。
柿原騎手、大畑騎手、誓二さん、清家騎手、横井騎手、柴田騎手、山田騎手の7人です。
この7人の中から、はたしてファンが信頼を寄せられるようなトップジョッキーが出てくるのでしょうか???
以前このブログでは、清家騎手、横井騎手の二人に注目していたこともありました。
しかしながら、この他の5人にもまだ十分に名古屋競馬を背負って立てるようになるジョッキーになりえる可能性は十分にあると考えます。
若い。。。それは何よりも大きな武器でありえるのですから。
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そこで今回は、この7人についてもう少し調べてみました。
過去5年間の勝ち鞍の数のトレンドです。
2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
柿原 02勝 07勝 15勝 30勝 41勝 <34勝>
大畑 17勝 47勝 66勝 53勝 94勝 <61勝>
誓二 29勝 14勝 36勝 38勝 36勝 <15勝>
清家 02勝 06勝 21勝 24勝 38勝 <37勝>
横井 47勝 54勝 23勝 19勝 25勝 <26勝>
柴田 33勝 37勝 40勝 43勝 56勝 <47勝>
山田 32勝 45勝 35勝 34勝 31勝 <31勝>
(2007年は、9月22日現在)
単純にこの表からわかることは、騎乗年数の違いから少々レベルの差はあるとはいえ、柿原騎手、大畑騎手、清家騎手、柴田騎手は、順調に勝ち鞍を伸ばしてきていると言えます。
誓二さん、山田騎手は、少々伸び悩みでしょうか?
横井騎手は、やはり落馬事故による影響が少なからずあるのかも知れません。
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とはいえ、どの騎手もここからが大変なのだと思われます。
私が思うに、だいたい年間に50勝前後は、年数を重ねベテランにでもなれば有力馬の騎乗チャンスは必然的に増えてくるでしょうし、よほど見放されない限りは辿り着ける数字でしょう。
トップジョッキーになるための壁は、だいたい今の騎手の人数ならば年間80勝~90勝あたりの線でしょうか?
これは騎乗年数によってもその評価は違ってくるでしょうが、今のこの名古屋の各ジョッキーの勢力分布で、20代のうちにコンスタントに80勝を挙げられるようならば立派です。
そのあたりの数字を突き抜けられるようなるならば、各関係者などからの信頼も生まれ、さらに大きく飛躍するチャンスも格段に増えてくるように思われます。
大畑騎手の場合は、所属が有力厩舎ですので騎乗チャンスは多いでしょうし、評価を受けるにはさらに高い数字が求められるでしょうね。
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私もほぼ丸々2年間、名古屋競馬を見てきて、だいたい各ジョッキーの特徴などもわかるようになってきました。
”巧い”と思わせるジョッキー、”気持ちが強い”ジョッキー、常に”冷静”な騎乗をするジョッキー・・・・・、さまざまです。
当然、騎乗の上手い下手もあるでしょう。
でも弱い馬に乗れば、やっぱり誰が乗ったって勝てません。
しかしながら、やはり応援したくなるジョッキーというのは、見ていて伝わってくるものがありますね。
勝つための意図というか、何というか・・・。
それぞれ厩舎の意向など制約も何かと多いのではありましょうが、それでもレースはレース。
レースに出る以上は、ファンに勝つための”何か”を感じさせてくれるジョッキーになって頂きたいものです。
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今のところこの7人の次世代ジョッキーの中で私のお気に入りは、やはり清家騎手ですかね。
彼の騎乗は見た目スマートで、いつも沈着冷静、落ち着いて馬の力を引き出してきます。
時にもう少し、勝つための強引さも見せて欲しいような気もしますが。。。
彼は私と同様、博愛主義者なのかも知れません(笑)。
でも勝負の世界ですからね。
それだけでは・・・・・でしょう。
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とにもかくにも、若い今井貴大騎手や山本茜騎手以上に、この7人にも今後さらに頑張って頂きたいものです。
レースの数は決まっています。
当然、誰かが抜きん出れば、誰かは泣くことになります。
そういう世界。
この中で一体誰が出てくるのか?
馬券とは別に、そういったことを思い巡らせることも私の名古屋競馬の楽しみのひとつですね。
はてさて、いったい今後は・・・・・・・?
それでは、また。
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(写真は、金沢競馬場の2007年度ポスター。)
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