どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

或る朝。

2014-08-26 | Sandstorm



今、車中。
朝9時半。
帰宅途中のコンビニエンス。
とうとう昨晩は、コンビニどころか会社の近くに借りている自分の駐車場で、そのまま車を発進させることなく眠ってしまった。
今日は、前回のブログ投稿日以来の休日。
目覚めた時には、すでに空は明るかった。
出勤日なら、そのまま出社だったか。
このままそこに居たら、休日出勤になってしまいそうな感じ。
休日にやらなくてはならないことも溜まっている。
朝7時。
ふらつく頭のまま、私は意を決して車を発進させた。










いつもの時間に、いつもと同じ道を、いつもと逆の方向へ向かって走る。
帰宅時にはもちろん同じ方向なのだが、朝と夜では車の量が違う。
明るさで景色も違う。
いつもは決して寄らないファミレスで朝御飯することにした。
そういえば昨日は夕食も摂っていない。
ただそれよりも、まず尿意が先であった。
朝のファミレスの落ち着いた店内。
いつもと同じように朝は来たのに、いつもと全く違う時間が流れている気がした。
何か不思議な感覚。
朝食を終えると、窓の外はすでに渋滞が始まっていた。
今朝の自分には、関係のない慌ただしさであった。










しばし持て余す時間に、ケータイに溜まったメール確認。
上司の上司のそのまた上司からの伝言。
普段は会うことなどありはしないのだが、先日の会議で少しだけ話をする機会があった。
聞いて驚いたのは、彼が自分と同じ歳だったこと。
雲の上だと感じている目上の人が、実は感覚的に同じものを持っているように感じられた。
彼と自分が何が違うかと言えば、それは頭の中の構造だ。
会社のために、利益追求を常に思考している。
話は、そのほとんどがそこに繋がり、そして行動する。
まあ、改めて気付くようなことでもないだろうが。
だからこそ、会社でそういう位置にいるのだ。
簡単なことである。
そういう方達は自分と違って、長時間労働や休日出勤でのフラストレーションなど有り得ないことなのだろう。
頭の中。
立身出世が羨ましいと思うなら、そういう風に頭の中を変えること。
それだけのことだ。
今日のこの朝のように、同じ朝でも感じる景色はこんなにも違う。
人間も同じ。
たとえ姿形は同じでも、頭の中はまったく違う。
どうやら自分の受けてきた教育や生まれ育った環境は、私にそういった考え方を育まなかったようであるが。
小一時間。
一通りメールに目を通すと、私はファミレスを出た。










コンビニの駐車場。
このブログを書き始めて一時間程。
今、午前10時半を過ぎた。
こんな朝も、明日になれば、ただの或る日の或る朝のひとつになる。
帰るか。
休日にやらなくてはならないことも溜まっている。
寝ぼけた頭も少しは目覚めただろうか。
私は意を決して、車を発進させることにした。
或る朝。
或るひとつの頭の中の風景。
きっと何千何万もめぐってくる朝も、それは一度きりの人生で。
今日という日の朝に。












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