えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

生きているのはひまつぶし

2005年09月01日 11時57分38秒 | 本・セミナー
 深沢七郎の未発表作品が出版された。

 深沢は映画にもなった「楢山節考」の作者。三島由紀夫に「こわい」と言わしめた。中央公論に発表した「風流夢譚」が右翼少年の反感を買い、中央公論社長宅が襲われた嶋中事件のいわば当事者。ギタリスト、作家、農民、今川焼き屋店主と、生涯は流転だった。

 こんな講釈を述べながら一冊も読んだことはないのだが、未発表作品と言うこととタイトルに惹かれた。
 
 「生きているのはひまつぶし」

 本はインタビューを集めたものらと言うので、亡き深沢がタイトルをつけた訳ではなく、編集者によるものだろうが、ふるっている。深沢の言葉として本のどこかに出てくるんだろう。

 今日から鹿児島、宮崎出張。この本を携えよう。帰ってきた頃には「深沢ワールド」に引き込まれてしまっている危なっかしさがないではないが。


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コメント (2)
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