みなさん こんにちは
先日もお伝えしましたが、今年秋の南京の記憶をつなぐ会プレ集会は「泰緬(たいめん)鉄道」をテーマに取り上げます。当日は内海愛子さんの講演「泰緬鉄道~捕虜虐待と戦争裁判」に加え、その裁判で戦犯とされた李鶴来(ィ・ハンネ)さんの甥御さんにもお越しいただき、李さんの思い出を語ってもらいます。
その甥御さんに教えてもらった李さんの自伝「韓国人元BC級戦犯の訴え ー何のために、誰のために」を読みました。李さんは第二次世界大戦中に、イギリスやオーストラリア人捕虜を使って建設されたタイとビルマを結ぶ泰緬鉄道の捕虜監視員でした。その際の行動で、一時は死刑判決を受けましたが後に減刑。日本に戻され在日韓国人として日本で暮らしました。軍事裁判では日本軍属として裁かれたのに、恩給や補償は日本国籍がないからと除外され、その権利回復と補償を求め同じ戦犯仲間らと法廷闘争、国会での立法運動を続けました。しかし、その志半ばで日本で生涯を終えました。
本では、朝鮮半島で生まれ、捕虜監視員でタイに赴任するまでの経緯、現地での暮らしぶり、そして裁判の様子、日本にたどり着いてからの権利回復と補償運動の様子が語られています。その中で李さんが繰り返したのは日本人軍属として裁きを受けたのに、補償は日本人でないからと受けられない「不条理」です。それが、「(自らが戦犯として死刑判決を受けたのは)何のために、誰のために」の言葉に集約されています。
日本があの戦争で何をしたか、その正しい歴史をまずは知ることで、侵略した相手国、住民の方々との理解が深まります。それこそが近隣諸国との平和につながります。軍備拡張では日本の平和は守れません。この集会では泰緬鉄道を巡る捕虜虐待、戦争裁判、戦犯となった朝鮮人軍属の方々の行く末を振り返り、正しい歴史を理解します。ぜひご参加ください。
9月9日(土)午後2時~
国労大阪会館(JR天満駅すぐ)
資料代 1000円
主催 南京の記憶をつなぐ会2023
参加ご希望の方は司元までご連絡ください。
南京大虐殺の記憶をつなぐ会、9月のプレ集会について詳しくは以下をご覧ください。
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借りた本数冊、読もうと思ってた本何冊かありますが、間に合えば読んでみます。
ひょっとしたら西組より違う痛みのある事実ですね。厳しいですが、知ることも必要だと思います。