「国を動かすより・・・人を直接助ける仕事に」

　１１月５日の毎日新聞夕刊、防衛庁の元キャリア官僚から兵庫県警巡査に転職、交番勤務を始めた３５歳の新人お巡りさんにスポットを当てていました。

　ウエッブ版のニュースはこちら
　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091105-00000017-maip-soci

　記事によると、東大卒、都銀を経て防衛庁に入庁。人事交流で千葉県警本部の交通安全教育課長も勤めた。
　千葉県警時代、先輩や同僚らが直接人を助ける姿に魅力を感じ、年齢制限にひっかからなかった兵庫県警の採用試験を受けた。妻も「したいことをしたらいいと」応援。今春採用された。
　スポーツ経験がなく、警察学校での柔道の授業もたいへん苦労してこなした。日々の勤務も「酔っ払いの喧嘩を止めるのも緊張する。まだまだ失敗ばかり」と話すが、「課長を経験しても今は新人。ここを起点に成長していきたい」と。

　県警本部の課長は階級で言うと巡査、巡査長、警部補、警部その上の警視クラスです。そこそこの警察署長の階級です。それを棒に振って、一から巡査です。そして、ここから成長していきたいとその心意気も天晴れです。

　「国を動かすこと」も「人を直接助ける仕事」、どちらももちろん大切ですが、このお巡りさんにこそエールを送りたくなるのは私だけじゃないでしょう。
　
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