えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

渋滞もここまで来ると、さらに顔を見知ると譲り合えて

2014年02月26日 14時46分18秒 | 出張
 東北のみなさん こんにちは

 そのおまんじゅうを食べている時、運転席側の窓のあたりの道路上で私より少し年配の男性が立ちどまり、道路の先をうかがいながら何かつぶやいています。 窓を開けると。

 男性「もうそろそろ解除したらええのにな」
 私「ほんまでんな」
 男性「どこまで行くの」
 私「大阪へ帰ります」
 男性「おれは、京都や」
 私「私より少し近いでんな」
 男性「でもな、空(荷物なし)の帰りやから高速代出えへんから、御殿場あたりで出やんとあかん」
 私「それ大変でんな。饅頭食べまっか」
 男性「えーえー(いらんいらん)」
 私「いっぱいあるから」
 男性「あっ、動き出した」

 見ると前の方の車が動き出しています。男性はそのまま自分の車に戻っていきました。サイドミラーでその様子を見ていると数台斜め後ろの京都ナンバーのトラックに乗り込みました。

 徐々に前の車が発進し私の二台先の車になりました。しかし動きません。どうもこの乗用車の運転手さんは寝ているようです。すぐ後ろのトラックから運転手さんが下りてきてその乗用車のドアをこんこんこん、軽くたたいています。乗用車の運転手さんはすぐに起きて始動。トラックの運転手さんも車に戻って発進。私もその後に続きました。午前11時半ごろでした。前日の夕方5時前に渋滞に巻き込まれてから19時間近くたっていました。

 普段、信号待ちで青になったのに止まっていたら後ろの車はクラクションを鳴らすでしょう。しかしもうこんなになったら誰もそんなことはしません。見ると右側車線でも同じようなことが起きていました。皆、優しく起こしてあげています。

 ちょっと進むとまだ雪が残っているところに出ました。路側帯ではまだ数台のトラックや乗用車が立ち往生しています。それで私の進む左側車線がまた少し渋滞していました。ちょっとでも早く戻りたい気持ちから右側車線に移ろうとウインカーを出したら、ちょうど後ろは先ほどの京都ナンバーのトラックでした。すっとスピードを緩め私の車を入れてくれました。先ほどの運転手さんが私の車を覚えておいてくれて、入れてくれたんでしょう。ありがたい。

 渋滞時には皆が少しでも早く行きたいと、我先になります。譲りあいは後回しです。しかしそれがここまでになると、何か一体感のようなものが出てきてお互いをいたわりあうような気持になります。さらにこんな風にほんの少しでもお互い顔を見知ったら、なおさらです。裏返すと日常生活での匿名性の危うさ、身勝手さ。そんなものを感じました。

 写真は車が動き出す直前です。道路の雪も走行するところはすっかり解けています。

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