みなさん こんにちは
経営者仲間と言ったら失礼です。経営の先輩で自動車販売修理業・三享(みゆき、東大阪市)社長の片山忠明さんがこれまでの半生を振り返った「のうてんきな社長 僕はこんなことをやってきた」をアマゾンから出版されました。
ある時、片山さんが経営者の勉強会で一生懸命勉強していると、仲間のメンバーから「片山さんって、ほんまにのうてんきやなあ」と言われたそうです。ご本人は真剣に頑張っているのに、端からは滑稽にそしてちゃかしているように見える。そんな生き様を切々とつづってあります。
このブログのタイトル、以前は「憂い顔の造花卸売り問屋社長からの手紙」(その前は水吞地蔵日記)でした。ある時、新聞記者時代の大先輩から「司元さんには憂い顔は似合わない」と言われ、さっと「えびす顔」に替えました。「憂い顔」は大江健三郎さんの著書「憂い顔の童子」からの拝借です。その憂い顔の童子も実は「憂い顔の騎士」と呼ばれた「ドン・キホーテ」をモチーフにしています。
ドン・キホーテは、騎士道を貫こうと旅に出ます。その道中、いろんな事件を起こします。ある時は鎖につながれている男たちを護送者たちと戦って解放します。しかし実はその男たちは悪さをした囚人たちでした。その後ドン・キホーテは囚人たちから襲撃され痛い目に遭います。はたまた風車を巨人と思い込み、倒そうと突っ込み壊し、自らも大怪我を負います。ドン・キホーテは決して世間をちゃかしているわけではありません。いたって真剣に、世のため人のため騎士道を貫こうとしているだけです。しかしそれは逆に社会に害を与え、自らも痛手を負う。
この本からはそんな片山さんの真剣さと滑稽さが湧き出てきます。ぜひぜひご一読ください。
惜しむらくは、一昨年4月に70歳で挑戦し完走したサハラマラソン完走記がたった数ページにまとめられていること。この挑戦記の執筆が待たれます。
電子本と紙本があります。アマゾンのサイトで「のうてんきな社長」と検索するとすぐに出てきます。
ぜひ買ってやってください。
これから先は宣伝です。
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