えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

グレートミスター・スギモト

2010年01月03日 09時00分00秒 | ニューホンコン造花
 日本陸軍のパイロットとして満州で敗戦を迎えた杉本昌さんは、撤退する本隊からはぐれ置いてきぼりを食った。しかし得意の中国語を活かし国民党軍に入隊。その後、国共内戦で国民党軍が中国共産党軍に追われるようになると、共産党八路軍に転向、生き延びた。このことだけでも杉本氏の処世の技量の大きさが伺える。

 数年してやっと日本に戻ってからは日中貿易に携わり、いつしか造花を扱うようになった。日本で妻子をもうけたが、後半生は単身でホンコンに在住、日本には年数度帰るのみだった。60年以上にも及ぶ造花業界への貢献は大で、杉本氏のもと造花貿易の経験を積み独立された方も多い。業界ではその波乱万丈な人生も含め著名でグレートミスター・スギモトと呼ぶにふさわしい。

 昨年、米寿を迎えた杉本氏がクリスマスの12月24日、日本に帰国した。最後の仕事とした光ファイバーで光る「ルミナス蓮」をなんとかものにしようと奮闘されていたが、その事業を引き継いでもらえるパートナー企業が見つかり、また日本での販売先として当社との取引が整ったため、引退を決意された。

 昨年12月のホンコン滞在中に杉本氏、パートナー企業、当社の3社で来年に向けての生産販売方針の話を詰めた後、パートナー企業と十分相談され引退を決められた。杉本氏の引退に立ち会えたのはたいへん光栄だ。杉本氏からの「あなたともう少し早く出会っていたらとも思うが、ルミナスを安心して任せられてよかった」との言は重く、それに応えたいと思う。

 写真左から事業を引き継ぐ浦田稔氏、杉本氏、私。昨年12月1日、ホンコン・プルデンシャルホテルで。

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 そのルミナス蓮を第69回東京インターナショナルギフトショー春2010(2月2日から5日、東京ビッグサイト)に展示します。蓮だけでなく、百合や胡蝶蘭なども新たに加えます。ぜひともお越しください。

 造花のことなら、大阪で90年以上の歴史を誇る造花輸入問屋の(有)ニューホンコン造花へ。卸専門です。装飾造花、ギフト造花から菊、百合、樒(シキビ、しきみ)、榊(サカキ)など仏花、神様用造花まで扱っています。

 (有)ニューホンコン造花
 営業本部 〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
 TEL 072-923-5587 FAX 072-996-4187
 ホームページ http://nhkf.jp
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