能登のみなさん こんにちは
7月13日、大阪・PLP会館で開く南京の記憶をつなぐ会プレ集会「歴史の忘却がジェノサイドを生む 大国目線を克服して日本の植民地主義を問う」は一週間後に迫ってきました。先日、講師の京大大学院教授駒込武さんと打ち合わせた内容をお伝えしました。
その打ち合わせで駒込さんは台湾と中国との関係にについて「日本統治時代も含め130年にも及び独自の自治を進めてきた。今住民が中国帰属を望まないなら、尊重されるべき。それを無視して一つの中国論を進めるなら中国は覇権主義国家」と。それに触発されて、香港のことを私なりに考えてみると。
香港が1997年にイギリスから中国に復帰した際、中国は香港に50年間にわたって社会主義を実施しないと約束した。しかし、2019―2020年に民主化運動が起きた時に、中国は強大な警察権力、言論統制や民主選挙拒否を使ってその運動を制圧。当時私は中国は香港で50年間、社会主義を実施しないと約束したのを踏みにじっている。国際社会に対する重大な約束違反だと強く思いました。しかし、よく考えると中国共産党の習近平執行部は、民主化運動をこのまま野放しにしたら、50年後の2047年、約束通り香港に社会主義を実施できなくなると考えた。つまり中国共産党にすれば、国際社会に約束したこと「50年後に香港に社会主義を実施する」を履行するための処置。約束違反ではなく、そうしなければ、逆に約束違反が起きる、と判断したのでしょう。
実はそれは、台湾へのと同じように中国による香港への覇権主義行使です。香港は1860年の九龍半島割譲以降、すでに150年以上も独自の自治を続けてきました。共産中国とは違った発展を遂げています。その香港の住民が社会主義ではなく民主主義を求めるなら、中国はそれに応じるべきです。中国が香港住民の求めに応じず、国際的な約束だからと50年後に香港に社会主義を持ち込むのなら、それは中国が香港に覇権を及ぼしていることになります。
「南京の記憶をつなぐ会プレ集会・大国目線を克服して日本の植民地主義を問う」
日時7月13日(土)午後2時~
場所 PLP会館(JR天満駅、地下鉄扇町駅)
内容 駒込武「台湾・沖縄から大国を問う」
松岡環「日清戦争下の旅順大虐殺 現地での調査報告」
資料代 1000円
主催 南京の記憶をつなぐ会2024
当日直接お越しください。予約不要です。
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