きっと見ることとなるであろう、崩壊の成り行きを....!
こう考えるのは、年金問題に見る迷走ぶりに、国民の関心と政府及び社会保険庁との間に、明かな温度差を感じるからである。国民の関心は、当然支
払われるべきモノが、政府、取り分け、社会保険庁の杜撰(ずさん)な管理でめちゃくちゃになったとして、怒っている。しかし、政府及び社会保険庁は、言わ
ば冷ややかである。桝添厚労大臣は国民をなだめる立場であることは、先刻承知で、事大事に糾明を叫ぶ。総理は、選挙に関係する問題であるから、前向きを強
調するばかりの曖昧発言。民主党他野党は、選挙プロパガンダの糾弾質問。これがただ今の構図である。 <ボンベイの高波(記事に無関係)>
本当は、分かっているのである。年金はとっくに破綻している。破綻を覆い隠すためにリストの水増しをした。
中小企業の派遣パート従業員の仕事ではあるまいし、誰が名前を抜かしてPCに入力するであろうか。仮にミスしてもチャックがないと云うことがあろうか。只
でさえ、印鑑が多すぎるのが役所仕事。社会保険庁もれっきとした役所。仮に厚生労働省の2軍メンバーで設置された役所といえども、それは
理由にならない。
5,000万件の入力ミスは絶対無い。入力ミスを捏造したのである。何のために....。? 破綻を破綻としないために。丁度、資本主義経済が破綻すれば、戦争で御破算するように。そうとしか考えられない。
年金は当初(昭和17年)、戦争による財政破綻を繕うために発足した。元々がそうであるから、マイナスからの出発であった。それが経済の信用創
造と共に拡大して、バブル期に絶頂を迎えた。運用使途に困る位になった。そこで、年金投資施設をじゃんじゃん造った。そこまでは良いのである。そこから、
バブルの崩壊、信用収縮から、資産目減り、少子化傾向、運用益減少、貸借逆転を覆い隠す必要があった。そのための5,000万件の入力ミスである。
郵政民営化がそうであったように、社会保険庁解体が目的である。そのための確定資産の帳尻合わせをしている。それが済めば、政治決着を図り、新年金制度が発足する。それは民営年金制度であろう。
< 仏北部の港で暴風による高波(記事に無関係)>
しかし、それより前に、資本主義経済がどこまで、このまま行くのであろうか。それは怪しい。ドルは崩壊寸前だし、それに連動する日本経済は無傷
でいられるはずがない。財政債務は、殆ど国債・地方債だが、外債権が御破算になれば、埋め合わせることは出来ない。結局、デフォルトとなるであろう。又、
いつか来た道である。そうなることは、誰の目にも明かである。云わないのは可笑しい。
結局、どう繕うか、である。私は、繕うよりも破産がベターであると考える一人であるが、そうはならないであろう。破産は破滅ではない。整理である。しかし、繕うことの最悪のパターンは戦争であるから、それを危惧する。
今、所得税に加えて、消費税という2重課税が公然と行われている。3重課税にとなるか、それともデフォルトの繕いであるところの貨幣切り替えかどちらかである。
繕いは、いずれは綻びる。大胆に準備をし、公明正大に事実を
受け入れること、そして、キチンと整理をし新たな出直しをすること、その活力と知恵を出す努力が求められる。そうすれば未来は明るい。どうせ世界は、大規模に資本主義経済が崩壊するのだから。これは間違いない。
<銃撃戦の流れ弾を受けた亡くなった6歳の息子>
この崩壊を機に、一気に世界政府を樹立しようとする動きが確かにある。そのために崩壊させようとしている向きがある。経済ばかりではない。戦争
さえも起こそうとする企みがある。そのためのテロが必ず起こる。世界政府を樹立するためにはそれが不可欠だと考えている。そして、統一し支配することが人
類のためになると奢り高ぶった輩がいる。決して、愛からでなく、欲と奢りからである。それらに付け入らせないためにも、自ら早々とデフォルトを宣言して、
外債権はいっそ放棄し、大和魂で団結すれば、日本は世界の救世主になれる。
世界政府をもくろむ輩とは、
『良い結果をもたらす嘘は,不幸をもたらす真実よりいい。<古代ペルシャの諺>』と考えてい