飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

捜査費(警察・検察)不正使用に関する組織的大ウソ!

2007-12-19 09:40:03 | 仙波巡査部長

-警察・検察は不法行為(公文書偽造・同行使・公金横領・詐欺)を明らかにせず、大ウソを重ねるから冤罪が止まない-


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 ウソがまかり通ると、正義が廃れる、というのは古今東西普遍の真理である。心にやましい者が、どうして人を裁けようか。取り締まることが出来ようか。「お前は何だ!」と反問されると、自ずから、心がひるむのは自然の理である。
 理が廃れるから、無理が生ずる。冤罪は無理から発生する。警察も検察も無理を通そうとして、メンツ(対面)を守ろうとする。それが悪党に、事件を捏造する隙を与える。心に正義がないから、誰も真実を追究することなく、組織防衛が先行して無理を通すために、証拠・証人が捏造される。よって、事件が捏造される。
 裁判は、事に刑事裁判は要式証拠が重要視される。取り分け警察・検察提出の証拠を採用する確率が高い。これでは被告はたまったモノではない。『疑わしきは、被告人の有利に』が死語化して久しい。日本では刑事裁判の99%は有罪である。異常と云うほかない。
 それでも、警察・検察に正義があってのことならばまだしも、前述の如くであるから、寒々として、よほど身を引き締め、遵法に徹しなければ明日は我が身である。立ちションなどもってのほかと言うべきか。
 男児たるもの、電車の中では、全ての女性をハニートラップとして警戒すべし。


出典:警察の真実-捜査費横領システムの闇http://www.news.janjan.jp/living/0710/0710274647/1.php

<仙波さんの話(高知での講演)

 ※愛媛県警警察官、捜査費不正使用を内部告発した唯一の現職警察官。写真右は、講演中の仙波さん。Photo

 全国の警官は25万人いますが、キャリアといわれる人たちが500人です。警察社会は、厳格な上意下達のピラミッド構造になっていて、キャリア警官が警察を支配しています。私も警官になったからには、トップを目指しましたよ。キャリアじゃないので、刑事部長が限界なんですが、その刑事部長になりたかったです。母もそれを望んでました。

 巡査部長になったのは、24歳のときで、同期では1番早かったのです。しかし、それから35年たった今も、巡査部長です。おそらく、巡査部長を日本一長くやっている警官でしょう。テストの成績はいいらしいのです。捜査協力費の「ニセ領収書を書けば、昇進させてやる」とはっきり言われましたが、「それなら、巡査部長のままでいいです」と断り続けました。

 「捜査協力費」は、愛媛県警では100%裏金です。私は定年まで4年3ヵ月を残して、警察の裏金作りの告発に踏み切りました。私はこれまで1度もニセ領収書を作っていません。だから出来たのです。他の人が告発すれば、即逮捕されますよ。捜査協力費のニセ領収書作りは、詐欺罪など4つの犯罪に当たります。

 現在82歳の母がいるのですが、告発の翌日に、生まれて初めて、彼女は携帯電話を買いました。今でも毎朝電話がかかってきます。「生きとるか? 朝ごはん食べたか?」という内容です。私は3歳で父親を亡くしていますから、ありがたい母親なんです。

 私は、警察官としては胸を張れます。しかし、息子として、夫として、父として、失格です。人生には、「上り坂」「下り坂」以外に「まさか」という「坂」があります。消防士の長男が、消防署長を刺殺したとき、妻とふたりで死ぬことを決めました。次男と三男を呼んで、「オマエたちは生きろ」と説得しました。そのとき、次男が涙を流しながら、「オレらに生きろと言うなら、親が範を示せ。親父には、最も困難な生き方を選んで欲しい」と言ったんです。それで、私は、今も警官を続けています。妻は、刑務所の長男のことを最後まで気にかけて、ガンで逝きました。(※注:(前略)長男は、刃物を持った署長に呼び出されて服従を迫られ、争う内に刃物を奪い刺してしまったと主張した。(中略)犯行はもしかすると正当防衛、悪くとも過剰防衛に当たる可能性を、判決そのものが残しているからだ。(中略)服役中の長男は、自分の起こした事件のマスコミ報道を読むことが許された何年か後に、マスコミ報道で名誉が傷つけられたとして4件の民事訴訟を弁護士に頼らない本人訴訟の形で起こした。(後略)全文:http://ww7.enjoy.ne.jp/~j.depp.seven/newpage/newpage134.html)

 捜査協力費というのは、キャリアが考え出した犯罪システムです。だいたい、100人の警官がいれば、年間1200万円の裏金を作り出します。うち400万は、幹部の飲み食いです。800万は、春の人事異動のとき、署長が現金で持って行きます。ところで、皆さんの中で、捜査協力費というのをもらったことのある人はいますか。(しばらく見渡してから)ね、これだけの人がいても、1人もいないでしょう。年間全国で160億円も支払われていたはずなのです。今は40億円に減っていますが、減るというのもまたおかしな話でしょう。必要なものなら、減らすわけにはいかんでしょう。実は、底辺の警官は、身銭を切って、捜査しているんです。いつまでもこんなことをしていたら、捜査の士気にかかわってきますよ。

 2年前の告発記者会見の前夜、私は3人の上司に警察署で夜の11時まで説得されました。「警部補昇任も考えている。定年までの残り4年間、希望通りのセクションで働けるようにする」と言われました。………。見ると、他に4人の警官が待機していました。私は、その夜は家に帰らず、ホテルに泊まりました。その夜、家に帰っていたら、皆さんの前に、今私はいないでしょう。

 私は、決行の前に、刑務所の長男に相談に行きました。「告発したら、もう面会に来れなくなるかもしれないが、いいか」と聞きました。長男は、「親父が最後まで自分の意志を貫き通すことを支持する。そのために、親父が面会に来れなくなってもかまわない」と言ってくれました。次男、三男も了承してくれました。妻には、墓前で報告しました。

 告発後、露骨な報復人事があり、警察署は、私にとって、座敷牢のようになりました。さまざまな嫌がらせがあります。今も、身辺、行動には、注意を払っています。たとえば、立ち小便は決してしません。軽犯罪ですから。踏切などでは、1番前には立ちません。人の車は、運転しません。(通信室で閑職業務に就く仙波さん;隠し撮り)Photo_2

 私は、子供のころから正義感が人一倍強かったので、警官になりました。私に向いていたと思います。もう1度生まれても、やはり警官になりたいです。今回の勝訴を若い警官たちがとても喜んでくれました。私は、それが1番うれしかったです。私の投げた石は、波紋を広げつつあります。どうぞ、皆さん、若い正義感の強い警官には、エールを送ってやってください。

 もうひとつお願いがあります。私を坂本龍馬などの歴史上の人物にたとえるのは止めてください。私は、ご覧のように普通の人間なのです。>