





3月20日春分の日は、2集落14戸で構成する我が家の属する家系の先祖祭りがありました。当番集落の女性たちは当番家に行って朝早くから昼食の準備がなされ、昔からの決められている品数の料理も振舞われました。この日は、いつもはざるそばですが、今日は温そばを一品に加えてもらうことにしました。最近は若い人に代替わりをしており、料理も手作りをせず、取り寄せようという話もあっているそうです。しょうがないかもしれませんね。当番家の座敷には、「先祖己生」(先祖があって己が生まれている。)、「歳月人不待」(歳月は人の都合を待ってくれない。)という二つの書き物飾られておりましたが、あたり前のようで奥の深い言葉と思いました。そして、M家の先代に祖山(そざん)という画家がおられて、屏風に描かれていましたが、これは素晴らしいものです。祖先まつりを行うのは、いろいろ意味が有るでしょうが、「祖先のお陰で今の自分が居るのだと思って感謝しています」と手を合わせるぐらいのものですよね。でも、先祖が同じの皆さんとコミュニケーションが図れるのはとても楽しいものでした。そして、「一杯のかけそば」という話しもでて、ちょっと感激しました。