トット・ベーネ日記

いよいよ75歳に突入、人生を楽しむのに定年無し。日常的に心に留めておく三原則を 動く。楽しむ。そしてぼちぼちと。

日韓関係を考える

2013-02-04 | 全般・社会学習・その他・おいおい
縄文神話巡礼



古くから人々のつながりがあった日本列島と朝鮮半島について、人類学者で明治大学野生科学研究所所長の中沢新一さんと韓国の芸術家キム・ボンジュン氏(金鳳駿氏)が対談する「縄文神話巡礼」が2月3日、九州大学伊都キャンパス稲盛財団記念館で開かれたので参加しました。
これは糸島市のNPO法人「いとなみ」が主催されたもので、一衣帯水(一本の帯のような狭い川や海のこと。また、そのような水を隔てて近く接していること。)の関係にあった大陸と交流してきた糸島地域の精神性について二人の視点で掘り下げてもらい、未来につながる日韓関係を考える機会にしようと企画されたものです。話の内容は、日常生活とは違うものでよく理解できないことばかりでしたが、私なりの解釈では、日本民族は、縄文時代に東アジアから相次いでこの列島にやってきた渡来人との混血の結果が今の現在の日本民族であり、わたしたち日本人の祖先でもある・・・。
東アジアが共同体であるべきはずが、争いが多くなって来ている今日、東アジアの人民がアイデンティティ(自分は何者であり、何をなすべきかという個人の心の中に保持されルーツを)持つために、東アジアに共通する神話を調べ巡礼することも大事だと・・・。
東アジアに共通する神話を調べ、それを絵や彫刻で表現されている神話芸術家のキム・ボンジュンさんは、ソウルの近くの原州に「神話美術館」を自ら建てられ、東アジアが仲良くできるように活動されているそうです。
今回のシンポジュームに参加して思ったのは、社会にはいろんな角度から活動をしてある方がいるのだと改めて感じ、どうにもならないようだけど原点を考えて活動される人がいるんだなぁと思いました。


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