TPP実施にはデカップリングを!
スッキリ夏日にならず、連休も海水浴は雨になりましたね。天候不順の中、お気に入りの唐津市肥前町の「大浦の棚田」に行ってきました。今、TPP交渉は協定署名、締結の大詰めになっていますが、工業製品などの輸出のために農業が犠牲になると農家の皆さんの反発は強いものがあり、美しい景観,我が国農業の歴史的・文化的遺産として多くの国民に評価されて棚田はどのように影響を受けるのか常々気になっていました。運良く「大浦棚田」で草刈りをしていたTさんたちと懇談することができましたがその話しは、「ほとんどの農家が50枚以上の田を所有しており、高齢化が進む中で耕作放棄地の拡大や有害鳥獣被害の激増、機械化ができないなど過酷な労働で維持保全は限界にきている」とのことでした。しかし、なんとか人々の安らぎと住みよい環境、多目的な機能を創造して行くために新たな取り組みも出てきているそうです。都市住民の応援を得て、棚田オーナー、棚田基金、イベントなどを通じて地元農家と一緒に田植えや収穫作業を楽しみながら農道の補修、水路の清掃や除草作業など保全活動がなされているそうです。でもそれだけでは不十分、TPPが実施されるとなると、ヨーロッパで行っているデカップリング(「直接的所得補償政策」)が山間地域では必ずやってもらいたいものです。日本人原点の歴史的・文化的遺産ですから・・・。
スッキリ夏日にならず、連休も海水浴は雨になりましたね。天候不順の中、お気に入りの唐津市肥前町の「大浦の棚田」に行ってきました。今、TPP交渉は協定署名、締結の大詰めになっていますが、工業製品などの輸出のために農業が犠牲になると農家の皆さんの反発は強いものがあり、美しい景観,我が国農業の歴史的・文化的遺産として多くの国民に評価されて棚田はどのように影響を受けるのか常々気になっていました。運良く「大浦棚田」で草刈りをしていたTさんたちと懇談することができましたがその話しは、「ほとんどの農家が50枚以上の田を所有しており、高齢化が進む中で耕作放棄地の拡大や有害鳥獣被害の激増、機械化ができないなど過酷な労働で維持保全は限界にきている」とのことでした。しかし、なんとか人々の安らぎと住みよい環境、多目的な機能を創造して行くために新たな取り組みも出てきているそうです。都市住民の応援を得て、棚田オーナー、棚田基金、イベントなどを通じて地元農家と一緒に田植えや収穫作業を楽しみながら農道の補修、水路の清掃や除草作業など保全活動がなされているそうです。でもそれだけでは不十分、TPPが実施されるとなると、ヨーロッパで行っているデカップリング(「直接的所得補償政策」)が山間地域では必ずやってもらいたいものです。日本人原点の歴史的・文化的遺産ですから・・・。