つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2011-07-27 07:13:19 | 日記
八甲田静まり返り夏の霧

コンパクトカメラを落とし壊れてしまったので修理に出し引き取りに行ったところ、ある写真家がキャノンで写真展をやっていて覗いてみてある写真に衝撃を受けました。一枚は壁一杯の大きな震災の写真、その隣に震災の前日に撮ったという八甲田山の雪をかぶった美しい写真。偶然にあちらに撮影に行っていたとその人は言っていましたが、翌日の被災を予想だにしてなかった八甲田の不思議なまでの静かな風景と対象的な震災の光景は同じ自然を描いていながらあまりの違いにただ呆然と立ち尽くすのみでした。同じ東北の一日違いの現実に人は言葉を失うことしかできません。震災の生々しい写真のはるかかなたには美しいもやがたっていて哀しい美しさでした。

              
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする