七夕竹借命の文字隠れなし 石田波郷
今日7月7日は七夕です。今朝の読売新聞の「編集手帳」に載っていたコラムです。「たなばただけしゃくみょう・・」と読む石田波郷の句を挙げて、「顔も名前も存じ上げない、どなたかの命、その文字がこれほど胸に痛い七夕は記憶にない。」と、九州の大雨被害の惨事の事を述べておられましたが、自然の姿というのが急変するのを、私はこの仁淀川で確認したばかりでした。3日は透き通る川底だったのが4日の午後には台風の影響でみるみる濁り増水し、恐ろしい流れに変貌したのには、本当に驚きでした。4日は実は1日タクシーを使って、中津渓谷やら滝やら巡る予定でいたのですが、朝宿を出る時はまだ降って無かった雨が「雨竜の滝」という奥地に着いた途端土砂降りの雨が急に降り出し、撮影どころではなくなり、急遽戻るはめになったのです。宿の窓から見た仁淀川の変わり果てた姿に唖然としました。ところが、次の朝になると、みるみる今度は色が戻りその日はモネの庭に行ったのですが、送ってもらう途中の川はもうすっかり綺麗な色になっているのです。これも又自然の驚異でした。災害こそなかったものの、美しさと恐さとが隠れ潜むのが偉大な自然なのを、痛感した事でした。明日は蓮池の写真です。
今日7月7日は七夕です。今朝の読売新聞の「編集手帳」に載っていたコラムです。「たなばただけしゃくみょう・・」と読む石田波郷の句を挙げて、「顔も名前も存じ上げない、どなたかの命、その文字がこれほど胸に痛い七夕は記憶にない。」と、九州の大雨被害の惨事の事を述べておられましたが、自然の姿というのが急変するのを、私はこの仁淀川で確認したばかりでした。3日は透き通る川底だったのが4日の午後には台風の影響でみるみる濁り増水し、恐ろしい流れに変貌したのには、本当に驚きでした。4日は実は1日タクシーを使って、中津渓谷やら滝やら巡る予定でいたのですが、朝宿を出る時はまだ降って無かった雨が「雨竜の滝」という奥地に着いた途端土砂降りの雨が急に降り出し、撮影どころではなくなり、急遽戻るはめになったのです。宿の窓から見た仁淀川の変わり果てた姿に唖然としました。ところが、次の朝になると、みるみる今度は色が戻りその日はモネの庭に行ったのですが、送ってもらう途中の川はもうすっかり綺麗な色になっているのです。これも又自然の驚異でした。災害こそなかったものの、美しさと恐さとが隠れ潜むのが偉大な自然なのを、痛感した事でした。明日は蓮池の写真です。