これが私の生きる道

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第6回ブス会「お母さんが一緒」

2015年11月29日 22時04分15秒 | 演劇
個人的にはここのお芝居を観て
笑えない人、不快に感じる人とは
仲良くなれないような気がする位、
ハズレのないユニットのブス会。
再演だった前回の第5回を除く
他の全ての公演に行っています。

最初は指定席にするつもりでしたが
ずるずる先延ばしにしてしまい
昨日ヤフオクで買うことになり
ブスシートという前方自由席になってしまいました。
1,2列目とステージ近くなのはいいのですが
背もたれの椅子に横幅も限りなく狭いので
デブな人が隣に座ってくると嫌なので
開場からちょっと遅らせていったら
もう1席しか残っていなくて
選ぶ余地はありませんでした。
しかし残りものに福があるのか
両隣女性だったので助かりました。

母親の誕生日を祝う為に温泉旅行にきた家族のお話で
3姉妹のやり取りがメインになります。
(父親は亡くなっているようで、母親は役としては登場しません)
この3姉妹を演じるのが岩本 えり、内田 慈、望月 綾乃のブス会常連組で、
この3人ならまぁ面白くなるだろう、と
安心できるキャスティングで
実際、面白さから言ったら、今年1でした。

ブス会の公演では、女性同士の言い合いが見どころなんですが
(第4回を除く)今回もそれに漏れず
しかも姉妹という設定なので
いつもより本音を爆発させるのに時間が掛かりませんでした。
こういう女性同士の本音の応酬が好きなんですが
それは多分自分が異性で
ある種、他人事感がより強いからだと思います。

同じ女性同士の対立を描くことの多い「月刊、根本宗子」で
自分はとても可笑しい部分を
「あそこは泣けるシーンで、笑えるなんて信じられない」みたいな感想を
あるブログで見た時に、
物語に対する切迫度が違うなぁと感じたことがあって
でも感じ方は人それぞれなんだから
笑ったっていいじゃんって。

家族のことが大好き、って本当にそう思っている人もいるだろうけど
実際はそんなに多くない、と思っていて
それは近しい間柄ほど相性が相当良くないと好きでいられない
と考えるからです。
例えば、単なる同級生や職場の同僚位の関係で上手くいっていても
その人が親族になった時に上手くいくかと言ったら
そうはいかない人がほとんどでしょう。
自分も家族のことは好きではありませんが
もしも、職場の同僚という関係性ならば
むしろ好感をもつかもしれません。

人と人の間には相性の度合があって
それが50の人は同級生としてならいいけど
夫婦では上手くいかないとか
じゃなきゃ3割近くの夫婦が離婚するわけがありません。
多くの離婚原因である「性格の不一致」ですが
それよりも「生来の相性の悪さ」の方がしっくりきます。

この3姉妹はそれぞれ両親のようにはなりたくないと思っていて
自分自身ではそう思っていますが
外からみると似ている部分があって
そこを指摘されると即座に否定します。
自分でも認めたくないところですが
少なからず似ているところがあります。
しかもそれが長所というよりかは
むしろ短所と思えるようなところが似てくるのが我慢なりません。

劇中では相当の喧嘩をして取り返しのつかないようなことも言い合って
しかし一晩経つと関係は見かけ上は修復しますが
現実の家族だったらあんなに丸く収まらないだろうなぁと、
少なくても家だったら崩壊して、一生元に戻ることはないのは確実です。


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