草むしりしながら

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今年の抱負

2024-01-11 10:06:05 | 日記

今年の抱負

「あなたの大切なものを一つくれたら、あなたの命を一日延ばしてあげましょう」

 天使だか悪魔だかにそんなことを言われたら、あなたならどうしますか。三日前の明け方ふいにそんな考えが頭に浮かんできて、私は目を覚ましました。

 大切なものって何だろうか。意識はしっかり目覚めているのに体のほうは眠ったままの状態で、私は蒲団の中で考えました。

 書画骨董の類?不動産?お金?洋服、靴、バック?そんなに持ってないな。家族?それは持っているけどあげられない。第一そこまでして生きていたくもないし。って、昔の私だったら言うでしょうね。

 ところが最近の私は少し違ってきました。もちろんピンピンコロリが理想ではありますが、ピンピンの時期をできれば長く、コロリはできるだけ先に延ばしたいと思うようになりました。

 誰だってそうだよと言われそうですね。でも我が家というか父方の親戚一同、ピンピンコロリの筋なのです。その上コロリの時期がものすごく早く来て、遅い人でも70代早い人だと50代、中には40代の人もいます。そして我が家的には私も、いつコロリと逝ってもおかしくない年代に達しているのです。

 ところが改めてその年代に達してみて、これではあまりにも短い生涯だと思うようになったのです。あと10年か20年はピンピンの状態で生きていたなどと思うようになりました。できれば六人いる孫たちが高校生くらいになるまで、見届けたいですね。

 その時天使か悪魔かが出てきて「あなたの大切なもの一つと、あなたの寿命一日を交換してあげると」言われれば、やはり交換しようとするでしょね。

 ところが大切なものなんてそんなにありません。そこで私は考えました。大切なものはないが子供の頃の楽しかった思い出ならたくさんあると。それと交換できないか、その天使だか悪魔だかに談判してみようと思っています。

 でもいくらたくさんある楽しい思い出も、果たして何日続くことやら?でも大丈夫です。忘れたはずの思い出は頭の中どこかに残っているはずです。棉埃をかぶって転がっているはずだからです。

 ほんの少しの記憶を頼りに「うーん」とうなってしばらく考えると、意外と思い出せるものです。祖父の思い出など今までまったくなかったのですが、この頃やたらと増えてきました。

 来るべき時のために、今のうちに思い出せるだけ思い出して、記録しておこうと思います。それから来るべき時をなるたけ先延ばしにするように、まずは健康第一を心掛けます。

 遅くなりましたが、これが私の今年の抱負です。



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