オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

正しい事と正しくない事の境目

2010年01月17日 | Weblog

精力的に正しいと主張する人の意見は眉唾で聞いたほうがいい。

 強制や押し付けがある場合は、もっと疑った方がいい。また、権威によって正当性を裏付けようとする意見も疑った方がいい。なぜならば、本当の正しい意見は、冷静に論理的に説明すればそれだけで説得力があり、誰でも納得できるはずである。ところが、世の人々は自分ではとても信じられないような事を信じてしまう。反対に自分では信じられないような事実の方が貴重な情報だと信じ込んでしまう。みんなの所有している常識的な情報には価値が見出せず、みんなの所有していない特異な情報に飛びついてしまう。その下心は、自分だけの利益追求であり、他を蹴落とそうとする醜い競争である。

いかがわしい情報が氾濫しないために、公的機関で監視する機能が存在する。

 しかし、これも考えものである。この機能を悪用して、正しい主張を「いかがわしい情報」として封じ込める事が可能である。簡単に世論を操作する事ができてしまう。結局は正しい情報もいかがわしい情報も正しくない情報も自由に主張できる環境が一番だと思う。取捨選択するのは我々個人である。そんな環境が果たして現存するのだろうか・・・。何処を見ても偏った情報しか流通していないように思える。そんな環境の中で我々個人が正常な判断をしなければならない。我々個人が正常な判断を誤れば、国が、世界が、間違った方向へ流れてしまう気がする。そのためには、我々個人がある情報に対して最初に感じたインスピレーションを大切にする事が重要に思える。それは、周囲に左右されない自己の信念みたいなものだと思う。

国民世論を正しい方向に導こうと情報操作をすることは許されない。

 国として地方自治体として公共団体として法人として営利組織として、そして個人として公開したくない情報を公開しない権利はある。公開請求があった時に請求する側と請求される側の折り合いのつくところで公開請求に応じなければならない。情報を公開しない権利もあるが、第三者が公開した情報の真偽を正す権利もある。この機能が正常に働いていれば情報操作する必要はない。自然に万人が納得できる世論が出来上がるはずである。その機能が働いていないために似非情報や扇動情報や誇張情報や誘導情報が勝手に溢れ出て世の中を混乱させる。混乱させる方も混乱する方も問題だが、何となく大人気ない。

パンデミックはどうなったんだろう。

 確かに万一にでも発生する可能性はあるが、その可能性に比してあまりにも全世界で扇動しすぎの気がする。鳥インフルエンザ、豚インフルエンザ、新型インフルエンザ、と次から次に騒がれるが、私自身としては、何でそんなに騒がれるんだろうと不思議な気持ちである。過去にもインフルエンザはあったし、死者も出たし、大規模な感染もあったが、それほど騒がれる事はなかった。こんなに騒ぐ事の方が異常に思える。一時期、会社で予防策にマスクの着用が義務付けられたので仕方なく従ったが、それもいつの間にか立ち消えになって、今では一般的な対策だけに落ち着いている。私としては何も特別な対策はしていないが、何も問題ないし、そろそろブームも去るが、結果としてそれほどの大騒動でもなかったようだ。

地球温暖化も何となく眉唾だ。

 世界中で大いに騒いでいるが、果たして原因が何であるかは未だに解らないのが真相であろう。それなのに日本では国を挙げてCO2削減の温暖化対策に躍起である。こんなことを言うと、「非国民」扱いされそうだが、私自身としてはCO2削減が全てだとはどう考えても思えない。もっと総合的な地球環境破壊阻止に取り組むべきだと思う。地球環境破壊には目をつぶって、CO2削減だけに躍起になっているのはなんとも異常に思えてしょうがない。今の段階では、賛成意見も反対意見もあって、大いに議論されるべきであろうが、どういう訳か賛成意見しか流通していないし、CO2削減ありきの風潮しかない。

うつ病も何か変だ。

 「うつ病は風邪と同じく病気です」とか「うつ病は専門家に相談すべき」という風潮が主流になったために、「うつ病もどき」のただのやる気をなくした人達も「うつ病」の範疇に入れられてしまう始末である。うつ病が一般的な病気に認定されてしまってうつ病患者が爆発的に増大している。そして、うつ病の新薬が開発されて大量に無差別に投与されていると聞く。本来周囲の励ましで立ち直れる人達もうつ病扱いされて、「うつ病の人を励ますのはかえって逆効果」という変な常識が流布して、素人の一般の人は迂闊に同僚や部下を叱咤激励することが封じられている状況にある。また、単なるサボり症候群の人達も仕事放棄の原因を「うつ病」とすれば、立派な公然の理由となる。別に本当の「うつ病」の人を揶揄するつもりはないが、事実として大量のグレーゾーンの人達も「うつ病」と診断されて、処方され、投薬されている。うつ病の治療は、ストレスをなくす(仕事させないことも含む)ことと投薬しかないようである。

結局、世界中を席捲している情報の裏には権益や利益が見えてくる。

 権益や利益の拡大を目論む集団や組織があらゆる手段を使って情報を偏向させている。その情報の嵐に流されないように一人一人が冷静な対応をすべきであろうと思う。まずは正確な事実だけを捉えて自分で判断した結果を大切にすべきで、事実に対する解釈や評論や意見に惑わされない事だと思う。時には「正確な事実」そのものを歪曲してしまうほどの情報操作がある場合もある。私の場合は、ある意見に対しての賛成と反対は半々であると思っている。また、賛成反対が半々であるくらいの情報でないと価値がなく、誰が考えても結論がはっきりしている情報にあまり価値はない。だから世が大騒ぎする時には、賛成と反対の情報を半々ずつ集めて自分で判断するよう心がけている。ところが、周囲から情報を集める時、なぜかしら結論ありきの偏向した情報しか流布しない。特に日本では偏向がもっと増幅される気がする。日本人は熱しやすく醒めやすい、乗せられやすい(善く言えば適応力のある)民族のようである。

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