オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

賞味期限

2007年03月31日 | Weblog

食パンは4枚切りが好きである。

 関西は5枚切りがあったが、関東では一般的ではない。6枚切り8枚切りが主流である。同じ食パンなのに6枚8枚切りよりも4枚切りの方が値段が高いのに不満である。量は同じで切り方が違うだけで、しかも4枚の方が切る回数は少なく手間がかかっていないはずである。

店の人に聞いたが、

 店員では要を得ない。たぶん、4枚切りは買う人が少ないので高くなるんでしょうと言う。時々1斤を一山ごと買って自分の好きな厚さに切って食べることもあるが、同量で換算するとあまり安くはならない。何か変である。納得のゆくような売り方をしてもらいたいものである。少なくても同じ銘柄であれば同量は同じ値段にしてもらいたいし、人情としてはまとめ買いはサービスして安くしてもらいたい。

安売りの缶飲料があるらしい。

 賞味期限切れが近いものは安くなるらしいし、安くで売られているそうで3日前だと10円だと言う。賞味期限はおいしく飲食できる期限で期限が切れたからと言って飲食ができない訳ではない。はっきり言うと飲食してもいい。ただし、味は多少落ちますよという意味である。特に缶製品は別に賞味期限が切れてもあまり影響はないと思う。

海外にいた時大量の缶飲料の賞味期限切れを抱えたことがある。

 しょうがないので、理由を説明してお客さんに無料で提供して大いに喜ばれた。別に法律違反でもなく食品衛生上問題がある訳ではない。ある時、冷凍アイスクリームを大量に発注したことがあるが、どう考えても長期間冷凍保存してあった形跡がある。しかし、賞味期限は記載されていない。この時初めて知ったが冷凍菓子などは賞味期限がない。長期保存が可能な商品だという見解である。

購買者が賞味期限を神経質に気にする。

 だから、賞味期限の古いものは売れ残ってしまう。賞味期限が重要になる食品もあるだろうが、あまり神経質になる必要はなさそうである。私は賞味期限切れでも堂々と飲食している。ただし、自分の鼻と舌を使って吟味している。変なものは賞味期限内であっても最初から飲食しない。一番信じられるのは自分の五感の感覚である。

農産物がゴミになる。

 規格に合わなかったり、豊作で余剰が出ると農産物をゴミ同然に捨ててしまう。もったいないことであるが、自然の賜物である農産物を工業製品と同じように規格化して生産調整して販売しようとしている。こんな流通形態がおかしいと思う。規格化と生産調整のために注がれる労力と無駄は相当なものであり、しかもかえって粗悪品を大量生産している。自然に育った曲がったキュウリやいびつな大根や人参の方が格段に美味しい。

こんな流通形態は破壊しなければならない。

 誰が作り上げたんだろう。よくよく考えて見ると我々消費者であり、その消費者の要望に愚直に応えてきた流通販売業社である。消費者が甘やかされ、消費者第一とせっせとご機嫌取りをした結果でもある。流通販売業者の側から消費者に注文をつけるくらいの対等な立場で商売すべきであり、本来売る側と買う側は対等なはずであり、売る権利も買う権利も同等なはずである。

これも、金儲け第1主義から生じている。

 誰でも彼でもたくさんの人に売る必要はない。買ってくれる人が買ってくれればいいし、そこそこ売れていれば収支決算は立つ。大量に生産し大量に売り付ける必要はない。ものが良いものであれば必ず買ってくれる人がいる。いままさにそんな時代になりつつあるし、そんな時代にしなければならない。買ってくれない人は買わなくていいし、そんな商品こそ個性のある逸品である。

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