先日医者に行った。
血圧が若干高いのと、痛風の傾向があるので予防も含めて診療を受けた。事前に血液検査も受けていたのでその結果も聞いた。血液検査結果を見ながら、年齢相当だと言われ、血圧が高目なので血圧を下げる薬を2週間分処方してくれた。そして、痛風予防のための薬ももらった。痛風予防は兆候が出始めた時に飲んで下さいと言われた。薬局に行ったら、飲み方の助言をしてくれたが、ほとんどが飲む時機(タイミング)についてだけであった。これで管理料と技術料がとられている。
別に医者や薬剤師を疑っているわけではないが、
家に帰って、この薬についてネットで調べてみた。血圧の薬には、血圧を高める因子となるたんぱく質の分泌を抑えるものと、分泌したたんぱく質の活動を抑制するものがあるとあった。私のもらった薬は後者であった。ということは、血圧が低い状態では因子となるたんぱく質が分泌されていないのだから飲んでも意味がないことになる。こんなことは教えられていない。しょうがないので、自分で血圧が低い時は薬を飲まないようにした。結局今のところほとんど飲んでいない。
ネットでは服薬は医者の指示に従って下さいとなっている。
しかし、この情報には薬の処方目的や解説、使用上の注意、副作用などについて医者や薬剤師より詳しく記述してある。どちらを信用するかは明らかである。かといって、患者が医者や薬剤師に疑問を呈したり質問をしたりが許されるのか疑問でもある。たとえ可能であっても、この行為は余計な諍いを生む原因になりそうである。重大な影響がない限り余計な摩擦は避けた方がよさそうである。
痛風の予防薬を調べてみると、
単なる鎮痛剤であった。痛風の原因を抑えるのではなく、発症した痛風の痛みを和らげるものであった。私としては意味ないだろうと思った。我慢できる痛みであれば薬を使わずにやり過ごすし、私が望むのは痛風そのものの原因を取り除くことである。てっきり私は痛風治療の薬だと思っていたし、痛み止めとは思ってもいなかった。そして、医者も薬剤師もそのような説明をすることはなかった。結局この薬も全く飲んでいない。
申し訳ないが、薬については自分で調べた方がいい。
今ではネットでいくらでも調べることができる。医者も薬剤師もいちいちそこまで個別に詳しく調べて服用について指示したり説明したりすることはできないのであろう。患者側としては安心して一方的に任せることに不安がある。それにしても、こんな処方に処方せん料とか技術料とか管理料とかを請求されることに大いに不満がある。内容に比して3割負担を考えると元の医療費そのものが高すぎるのではないだろうか。
喫茶店のコーヒーが高いと思うが、
それ以上であるし、現実のサービスの面からみると、喫茶店以下である。もっと考え直してほしいと思うのは私だけであろうか。医療の点数と実質の中身が一致していないのではないかと危惧する。取れるところから取ると言う日本国の税金の体系と似ているような気がする。もっとどうにかできないものだろうか。ほとんどの人達がこのことに疑問を持たないで従っていることにも不甲斐ない気がする。自分の意志で薬を飲まないことを選択している私が天邪鬼なのだろうか。
無節操な処方による薬害は改善しつつある。
薬好きの日本人に呼応した大量の薬の処方はなくなりつつあるようだが、まだまだ改善の余地がありそうである。副作用の少ない効き目の低い薬を乱用したり、副作用を無視して複数の薬を投与したりはやめてほしいものである。少なくとも、薬が金儲けの手段になるようなことがあってはならないし、当然医療そのものが金儲けの手段になってはならないと思う。しかしながら、全体としてこのような傾向にあることは否めないようである。大いに反省し改善していかなければならないと思う。
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