オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

贋物の弊害

2012年05月19日 | Weblog

この頃、ゼロカロリーとか無糖とか糖質ゼロとかノンオイルとかの食品がしきりに出回っている。

 申し訳ないが、私は一切口にしない。反対に製品表示を見て、そんな言葉が書かれている商品には意識して手を出さないようにしている。自然が一番と思っているし、人間の身体を騙すような食品は口にしないように心がけている。何故「カロリーゼロ」とか「糖質ゼロ」にしなければならないんだろうと、疑問に思えてしまう。痩せるためとか健康のためらしいが、問題なのは食べ過ぎと飲み過ぎという大量の食品を摂取していることであり、食べ過ぎ飲み過ぎはそのままにして、「カロリーゼロ」とか「糖質ゼロ」に切り替えても意味がない気がする。しかも、摂取する食品の中に「カロリーゼロ」とか「糖質ゼロ」が紛れ込むと、本来の生活習慣で染み付いたカロリーコントロールが狂ってしまう気がする。当然、身体の方は無意識に騙された反応を示してしまうし、その影響がどれ程なのか明らかではない。

糖質もカロリーも身体にとっては必要な栄養である。

 あえて、ゼロにする必要が果たしてあるのだろうか・・・。問題なのは何度もいうように「取り過ぎ」なのである。「カロリーゼロ」とか「糖質ゼロ」だと、いくらでも飲食しても問題ないという感覚には危険な誘惑が潜んでいる気がする。お客のダイエット指向、健康志向に対して商売人がこれを逆手に取ったやり方のような気がする。しかも、「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」にすれば、大量の商品を売りさばくことができる。摂取することの抵抗をなくしてしまう効果がある。反対に味覚は確実に甘味を感じているが、体内には糖質が取り込まれないので、身体はもっともっとと要求することとなるし、本当の糖質が補充されるまで要求し続けることとなる。これは中毒に近い。

結局は本来の糖質やカロリーが摂取されない限り、身体は満足しない。

 「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」の食品で量的な感覚を麻痺された人達は、本来の食品も同じ様に大量に摂取してしまう。これでは、かえって肥満になってしまうし、健康を害してしまう。いったい「カロリーゼロ」とか「糖質ゼロ」とは何なのだろうと疑問に思うこと仕切りである。ノンオイルとか塩分ゼロとかノンアルコールとかも同じ気がする。あくまで本来の食品で必要な栄養補給をすることを基本にしなければならない。売らんかな商売に乗せられないように気をつけなければならない。結局は、自己の節制とコントロールが必要で求められるのは変わりないし、これを放棄して楽に痩せたり健康を維持したりはできないのである。必要なカロリーと栄養は十分とって、適度な運動で新陳代謝を活発にするのが一番である。「カロリーゼロ」とか「糖質ゼロ」の食品をいくら摂取しても何の意味もないし、エネルギーにも身体作りにも役に立たない。

こんな笑い話がある。

 山登りが好きな人が、エネルギー補給のために飴玉をいつも持って行くのだが、舐めても舐めても力がなくなってゆくので、飴玉のパッケージをよく見たら、「カロリーゼロ」と表示してあったそうです。結局は何のエネルギー補給にもなっていなかったのである。こういう身体を錯覚させるような食品が身体の調整機能を狂わせないのかも気になるところである。当然口から甘味料が入れば身体はこれを処理するように機能する。ところがただの甘味を感じるだけで実際には糖分がないとなると、身体がチグハグな動きをするのではないかと思うし、ブレーキとアクセルを同時に踏み込むような不自然な反応を示すのではないかと思う。身体の機能が暴走しなければいいがと心配になってくる。やはり自然のままが一番だと思うこと仕切りである。

自分で努力する事を放棄してはならないと思う。

 努力を惜しんで、何もしない楽な方法で簡単に目的を達成しようとする考え方は最終的には頓挫してしまう。一度は成功するかもしれないが、同じことを二度三度繰り返し、最後は慢性的にその方法なしでは成り立たない状態になってしまうと取り返しがつかないことになる。ほんのちょっとした心がけを継続的に行っていれば解決できる問題なのである。これをやるかやらないかが運命の分かれ目である。いずれにしても怠惰な生活に理想的な人生が展開されるとは思わない。誰でもよりよい人生を目指してなにがしかの努力を怠らないし、努力すればするほどよりよい人生が実現できる。そんなことを考えると、贋物でごまかしてしまう考え方に真のよりよい人生を見出す事はできない。


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