宇ゐの里山徒然記

町屋暮らしの後、2013年10月北山杉の里、右京区京北町に移り住みました。
周辺の紹介と暮らしの事など綴ります。

岡崎 無鄰菴

2013年02月26日 | 京都風景
実に3カ月ぶりのUP。
キモノブログは時々更新しているけどこっちはなかなか。

先日、【きものなれゐて】という着物でのお出掛け先として毎月プラン立てをしている会の
会場候補として岡崎の『無鄰菴』へ行ってきた。

    



もともと“無鄰菴”は三つあったようで、
第一の無鄰菴は山縣有朋の出身地山口県下関市の現在“東行庵”の隣にあったもの。
庵を建てた時に隣家がなかったので“無鄰菴”と名付けたとのこと。
第一無鄰菴は高杉新作没後に山縣有朋が高杉の愛人おうの(後の谷梅処(タニバイショ))に寄贈。

第二の無鄰菴は今は『二条がんこ』になっている。
元は江戸時代に角倉了以が作った高瀬川源流庭苑の地に明治時代、山縣有朋がやはり別邸を建設。庭は小川治兵衛が手をいれたらしい。

そして今回訪ねたのが第三無鄰菴。
明治27年に当時の政財界の動きとしてこの南禅寺と疎水周辺を別荘地として発展させようと、やはり山縣有朋が建てたもの。
1941年に京都市へ寄贈され、10年後の1951年に庭園が国の名勝に指定される。
敷地内の洋館は母屋の5年後に建てられ『無鄰菴会議』や政府要人の会議が行われた場所。

そんなすごい場所を集会場として使わせていただけるというのは
ほんとに恐れ多いが、京都市民としての役得だ。

    
           母屋1Fからの日本庭園風景

    
           庭園内に佇む茶室


洋館内にて

         


         


         


    


    



桜並木の疎水すぐ南に位置する無燐庵。庭園には桜の木がないらしい。
『紅葉は綺麗です』と事務所の人。

庭園の池や川には水が疎水から引かれている。
植彌加藤造園さんの職人さん達がちょうどその小川の手入れをしているところだった。
この日は人影もまばらでとても静か。動く影は庭師さんのみ。

でも、春になるときっと大勢の来訪者で賑わうのだろう。


    


    


    
     この一方通行の右手に入口。正面は疎水。左は『瓢亭』さん。





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ご近所の紅葉と黄葉

2012年11月27日 | 季節
怒涛の三連休が過ぎて少しほっこりの日々に戻った。

観光地はこの平日も混雑しているようだが、仕事で走り回ることが少ない平日は

その影響から回避できている。

でもまだ気を抜けない。今週末もまた紅葉を求めての渋滞が再開予想。



京都は観光地でなくても道すがらの紅葉もとても美しい。

我が家近くにも毎年チェックする紅葉木があって

その色づき具合でその年の時期や鮮やかさを推定したりしている。

①物干しから見える妙心寺の大紅葉

   
  


②京都学園高校の駐車場脇の大銀杏


  


今年はピークが早かっただけでなく色も深い。


そして11月の天神さんは三連休最終日の晴天。

いつものオモニのお店を訪ねたくて行ったのだが、出て来るまで倍の時間がかかった。

でも突き抜けるような青空のもと、紅葉もキレイだし着物姿も多く見られたのでちょっとお得感アリ(v^ー°)

気のせいか、古着屋さんやきもの素材のリメイク、素材のお店などが増えているような。。。

テントに入ってたとう紙を真剣に開いている人や、帯や小物を一生懸命選んでいる人も

多くなっている気がする。



  


いよいよ来月は仕舞い天神。

あっという間の一年が過ぎようとしている。




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嵐山 渡月橋界隈の風景 2012年秋

2012年11月21日 | 京都風景
早朝の仕事を終え、まっすぐ家に帰るのがもったいなく思い嵐山へ足を伸ばした。

そこにはほぼピークとも言える真っ赤に色づいたもみじなどで
錦のペイントをしたような山の風景や木々が。

この日の日の出は6:45頃か。
もやのかかった山の風景が朝日をあびて輝きだしていた。































そして、渡月橋脇の貸し船屋さんの軒下に
こんな可愛らしいてるてる坊主が・・・(^_-)




明日天気になーれ・・・
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青蓮院のライトアップ

2012年11月19日 | 京都のイベント
一週間近くも色づきが早いと言われる今年の紅葉。

いよいよもみじ(楓)の出番となっている。

ちょうど行きたいと思っていた青蓮院で
伝統産業青年会展「華麗業(はなれわざ)」というイベントが開催中だった。
知人の作品も出展されているので仕事の合間に立寄りで青蓮院門跡へ。

その日はまだ全体のもみじが色づいているわけではなかったが
何故か大きな古木のもみじはそこだけ赤く紅葉していた。


  

夜の闇にライトアップされて幽玄な姿。

  

広い庭園内はいろんな形でライトアップされていて楽しめるのだが
この竹林も圧巻。

  


“順路→”の示すまま歩いていたが意外と高い所まで来ていた。

        


週末の土日はもうあちこちで混雑。

日曜日の夕方、車で嵐山へ行った時は渡月橋脇の信号を通過するのに数十分を要した。

今週末の三連休は怖い状態になりそう。。。((( ;゜Д゜)))
無事依頼先へ時間通りに到着できるよう祈るのみだ。

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もみじだけではない紅葉

2012年11月12日 | 町屋
今秋の景色は、例年と少し違う。

若干早いだろうと言われている紅葉とは、ほぼ楓の話だが
今年の紅葉や黄葉はケヤキ、桜、銀杏と早い時期から色とりどりでほんとに美しい。

ご近所の並木道と花園団地脇のケヤキ。

昨日の雨の中だが美しかった。


        



そして雨が上がった今日の同じエリアの並木道。




そして、川端丸太町の橋から北の西側。





橋の南角の銀杏も見事な黄金色でした。


 


もみじは葉先が色づき始めている様子。

その風景はまた次のUPで。






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花背のお蕎麦 『花竹庵』

2012年10月16日 | 美味しいもん
京都の洛北 花背の山里へ急に行くことに。

目的は“お蕎麦を食べに”。

始めてのお店、美味しいと聞いていたのでワクワク。
貴船→鞍馬を過ぎて杉林を見ながら花背へ。



大きな民家が目の前に。

目的の『花竹庵』さんだ。

平日の遅めだったせいかひっそりと静かな山里の優しい空気に包まれた。

京版画家「徳力富吉郎」師が夏の画室として使用した民家だそうである。

おくどさんのある立派なお家。











さて目的のお蕎麦。

 

最初にそばの実粥が出て少しほっこり。



私は胡麻味のつゆでいただいた。少し酸味のある胡麻なのにさっぱりとした後味。
上の方にちらっと見えるのが蕎麦の実をカリッと揚げたトッピング。




庭も広く、雪景色になるとさぞかし美しい風景となるだろう。


ちょっとだけ遠いが、足を運んで裏切られない。
是非また! 


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秋の気配①

2012年09月20日 | 季節
9月の半ばを過ぎてもまだ蝉が鳴き、蒸し暑い日が続いているが
仕事先の小道で白い彼岸花を見つける。

彼岸花は赤いという先入観があるせいか、別の可憐な花に見えた。



   


これからの時期、広沢池近くの田んぼの畦に赤い彼岸花が咲く。

回り道をしても見てこよう。




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牡丹を見に。

2012年04月28日 | 季節
快晴となったGWの初日。今朝は超早朝よりの仕事でかなりの寝不足。
寝坊しては大変と気になって三時起きしてしまった(;^_^A

でも、牡丹は午前がきれいだと聞いていたのでカメラを持って再度出動。




とは言っても遠くまで出かけるのは大変なのでお隣へ。。。(;´▽`A``




東隣は妙心寺デス。




まずは退蔵院
何回か行っているがこの時期は初めて。

   



門をくぐるといきなり満開の牡丹が!

  

風格があるなぁ。




以下退蔵院の花達。

  

   

左上はチケット売り場の鉢植え『墨田の花火』というガクアジサイ。 その右は満開の躑躅。観音様を支えているよう。
あずまや脇の山吹も満開。



  
  室町時代、狩野元信による作庭とのこと。

  

  

退蔵院には水琴窟もあり、ひしゃくで下の瓦に水を掛けると小さいけど風雅な音が響く。


拝観チケットは今の時期のみセットが販売されていた。
春日局菩提寺の鱗祥院・信州松代藩主であった真田信之(真田幸村の兄)の菩提寺大法院・そしてこの退蔵院
三か所併せた拝観が大法院のお茶・お菓子付きで少しだけお得。

ということで大法院へも行ってお茶をいただきながらしばし庭園を眺めて静かな時間を過ごす。

そしてここにも牡丹が。

        



中国では李伯が楊貴妃になぞらえ、花の王としても美しさの代名詞ようにも扱われる。
葉の地味さからは想像しえない迫力の開花だ。
開いた時の存在感は圧倒的だが咲く期間は短い。

歴史的な建造物や庭園の中でゆっさりと重たげな大きな牡丹の花は
その背景に負けない風格と気品がある。














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京都府庁旧本館中庭の枝垂れ桜2012年

2012年04月13日 | 京都の桜
ここまでUPするともう十分という気がするが、
“記録”の意味もあるのでご勘弁。

ここ京都府庁旧本館中庭は中央の大枝垂れはちょっと盛りを過ぎてしまったが
残り4本は満開で行くことができた。
撮影日は2012年4月11日。枝垂れ桜の開花時期としてはかなり遅い。




          


階段を上った旧知事室前廊下よりのショットほか、エントランスのアーチからの写真は以下。

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賀茂川添いの桜2012年

2012年04月13日 | 京都の桜
小学校入学式に間に合わなかった桜の開花。
今年は幼稚園の入園式時期の満開となった。

先週、まだ蕾を抱いた桜の木を眺めながら
この気温から一気に暑い春とならないよう祈っていたが
幸い数日の徐々に気温が高くなる手順の中でしっかりと元気に開いてくれた。

一気に気温が上った昨年は咲いた花の中に茶色い蕾が悲しそうにゆれていた記憶があったからだ。

北白川方面の仕事途中で疎水の桜も満開。


    



    




そして賀茂川添いも咲き揃った。
あたかも自ら光をはなつように春の日差しの中美しくゆれる桜の花は
世の中のいろいろを見ながら晴れやかでありながら憂いも含んでいるように感じる。
ぜひフルスクリーンで。


コメント (2)
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