術後1ヶ月近く経ち、ほぼ以前と変わらない生活に戻りつつあります。
手術前と違うのは食べすぎ禁止を一応まだ守ってること(笑)。
昨日は、退院後初のイベントに出かけてきました。
仕事でも通院でもないお出かけ。
といっても、全然遠出はしていませんが。
世田谷パブリックシアターで、こまつ座の公演藪原検校を観てまいりましたのよ
藪原検校役が野村萬斎さまだからというのがもちろん一番の理由だけど、
私は井上ひさし作品の愛読者でもありまして。
こまつ座の芝居は、前からずっと観てみたいと思っていたのです。
その願いが、萬斎さまの主演で叶ったのだから、もう楽しみで楽しみで
チケットはいつもの如く気合を入れてゲットしてくれたラルママさんのおかげで、
なんと最前列ですよ、最前列
いつもありがとうねぇ~。
手が届きそうな近距離でガン見ですよ。
鼻血出るかと思った
師匠の琴の市役の人なんか、舞台から私のすぐ足元に落ちてきた。
できれば萬斎さまも落ちてきてほしかったな
エロ・グロ、しつこいまでの(笑)言葉遊び全開の井上ひさしワールドを、
萬斎さまは、それはそれは楽しそうに演じておられました。
きっと萬斎さまは、この大悪人の役を、やりたくてたまらなかったんじゃないかな~。
テンションアゲアゲのびのびと演じる萬斎さま。
着流しの裾がはだけて露になる太股付近に、私の目は釘付けでした
いや~面白かった。
卑猥で残酷な内容ですから、楽しいとか後味がいいとかいう芝居ではないですが、
たくさん笑えて、時に胸にグサリと刺さるのはやっぱり井上ひさしの得意技。
最も心に残ったのは、萬斎さまの「早物語」。
早物語とは、座頭が早口で物語を述べ立てる芸です。
ここでは黒い餅と白い餅の合戦の話なんですが(源平合戦のパロディ)
これがすごかった
この部分だけでも、芸能として観る価値があると思えるほどでした。
語りの盲太夫役の浅野和之さん、素晴らしかった。
小日向文世さんの存在感も圧倒的だった。
ギター演奏もよかった。
できればもう一回観たいくらい楽しませてもらいました。
今年は「井上ひさし生誕77フェスティバル」で、1年にわたって井上作品の公演があります。
世田谷文学館でも言葉の魔術師ー井上ひさしという連続講座をやります。
薮原検校をテーマに小田島雄志さんの公演があり、とても行きたいのだけど仕事が入ってた。
ガッカリ
昼の部の公演だったので、4時頃終わりました。
お腹が空いた私たちは、バスに乗って祐天寺へ。
この時間に開いているお店はなかなかないが、お気に入りのバルふぉこらーれは4時オープン。
なんと素晴らしいタイミングでありましょう
今日はニューフェイスちびちびう~にゃんを連れてきた
いつもの白レバーのパテ。
レタスとルッコラのサラダ。
アヒージョと白ウリのピクルスと自家製ロースハムのコカ。
スペインオムレツとイベリコ豚味噌漬け。
イベリコ豚ビッツとペンネのチーズ焼き。
初めて食べたチョリソーと玉ねぎのコカ。生地も辛い。辛いけどウマイ。
デザート食べたの初めて。たまたま3人とも違うものをオーダー。
自家製アイスクリーム、全部味見した。みんな美味しかった。
お芝居の感想や犬の話で盛り上がり、気づいたら4時間近く経っていました。
ここに来るとだいたいいつも4時間くらいいるな~。落ち着くのよね。
回転悪い客でど~もすみません
昼から夜までの楽しいイベント、体調は全然問題なく過ごせました。
ビールもワインも飲んだけど大丈夫だった
もちろん、よく噛んで、食べ過ぎないというのは忘れなかったよ。
腸閉塞怖いもんね
ラルママさん、Yちゃん、ありがとうございました
またの機会を楽しみにしていますよ~