ドラクエ9☆天使ツアーズ

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ミオの家族に乾杯、おまけ

2015年06月16日 | 2部 帰郷の章(ミオ)

ヒロ 「…そんな目で見ないでください…」

 

 

 

 

 

   

嘘じゃないもん、と強がりつつ目が泳ぐヒロの話

…コレいるかな?と悩んで、とりあえず旅行中に考えようとおもって非公開にしてたネタですが

三日寝かせた結果、うん、いらないな、と思ったので

オマケ扱いにしました

 

一応ヒロの策は前回までできれいに終わってるので、作者的にはわりと蛇足なんですが…

 

せっかく描いたしな、っていうのと、前回のオチだけじゃお姉さま方の中でのヒロたちの立ち位置が

いまいちわかりにくいかなっていうのと、まあせっかく描いたしな、っていうのと(貧乏性)

という、本当にただのオマケなので、以下の長文はいつもの漫画で描き切れなかったぐだぐだした部分、つまり

恒例の!漫画だけで満足な人は読まなくてオッケーよ♪コーナーでございます

 

ぐだぐだがお好きな方だけ、お付き合いくださいませい<(_ _)>

 

てことで、ぐだぐだ参ります!

えー、今回の対決は、結果として、ミオの負けということで手打ちになってます

ミオの村での格付けとしては「最下位みそっかすちゃん」という元鞘に収まった感じになんですが(わかりにくいですよねー)

それでも、あの、泣くことしかなかったミオがそれなりに歯向かってきたって事と、手下も連れてきた、って事で

ミオの株は、ただいま爆上げ状態です!!

 

それこそがヒロの策でして、まあ結果オーライ!

 

最初は、強者以外認めない村、ということだったので、ミオが馬鹿にされないように虚勢を張ってたウイたちですが

実際村に入ってお姉さま方と対決して、「このままじゃ埒が明かない」「決着するまで戦ったら双方深手を負う」と

気付いたヒロが、即座に戦略を練り直してます

自分たちが全力でぶちのめしても、ミオの性格上、天狗になったりしないだろうし、この先の状況は改善されないのではないか

(むしろ他人の力を借りて勝っただけじゃん、と悪化することもある)

っていう細かいことを、あの戦闘中に考えるのもヒロの役目です

 

先にミカを退場させたのは、ミカは頭を下げることはできないだろうな、っていうヒロの見通しが一つ

頭を下げるミカはあんまり見たくないかな、っていうヒロの感情論が一つ

できる人ができることをやる、できない人の分までやる、っていうのが今までの彼らの築き上げてきた信頼なので

ウイも全部をヒロに任せて早々にへばって寝たふりしちゃってます

 

結果、自分たちの株は下げてもミオの株が上がれば、それが一番ツアーズらしいやり方じゃないかな、っていう

ヒロの策で、立派に(?)敗者として村に受け入れられました

(つまり下僕ですけど)

 

ヒロは生まれた時から大勢の人の中で育って、小さい頃から大人に交じって旅をしてきたという生い立ちのせいで

その場の状況を読むことに長けています

周りの人間関係や風土を敏感に読み解いて、人に期待されている事、望まれている立ち振る舞い、など

その場に合わせる、という能力はぴか一です

ですがそれを、全方向に発揮してしまうのがヒロの弱点

長所と言えば聞こえはいいですが、つまりは常に人の顔色を窺っている嫌な奴、ですから(ヒロも自覚はある)

当然、嫌われたりすることもあります

それを承知の上で立ち回っているので、嫌いなら嫌いで結構!と距離を置けばまだいいのですが

全人類に好かれたい!(嫌われるのが怖い)という厄介な面がさらに他人から反発されて、

ウイたちに会うまでのヒロは仲間ができずにいたわけです

しかしそんなヒロも、ウイたちと長い旅をしてきてそれなりに成長しているかもね、っていうのが

今回のオマケ部分です

 

今までのヒロなら、まずミオにいい顔をしたくて姉さんたちを丸め込む作戦に出ます

しかしミオの姉さんたちにもいい顔をしたいので、姉さんたちの反感を買ってるミカを蹴落とします

作戦とはいえ、蹴落とした事でミカの怒りを買うのは必然、これで嫌われてしまうのは嫌なので

さらにミカにもいい顔をしようとして誰かにすり寄り、その誰かを利用したことで生まれる反発を何とかするためにまたほかの誰かを…

って、こうしてどんどん泥沼化していくわけですよ(゜Д゜;)

…コミュ能力はありすぎてもなさすぎても面倒です

 

そんなヒロですが、今では人との絆というものをちゃんと学んで実感していることができるので

(ミカに散々、うざい!だの、鬱陶しい!だのと、けちょんけちょんにやられてるおかげで)

蹴落としたとしても、ミカなら話せば理解は得られるという確信があるので「ミカは舎弟!」で貫くことができ

姉さんたちとの関係にも深入りしないように、ちゃんとミオを立てて、適度な距離をとれました

そんな根回しを卑劣となじられることなく、仲間に任せてもらっている、という安心感は自信になります

どう思われるだろう、と人の目を気にしながら策を練るのと、絶対の自信で策を練るのとでは、大きな違いです

仲間に頼られていること(そして誤った時には正してくれること)、それが今のヒロの強さです

 

表立っては出てこない強さですが、こうしてオマケででもねじ込んだのは、

こういったヒロの内面の変化をSSにするとまたじめじめした話になるだろうな!っていう危機感からでして(-_-;)

じめじめよりは、蛇足のぐだぐだを選んだって寸法ですよ

 

あ、あと最後のコマでミオが顔面蒼白になってるのは

「私のためにヒロくんに嘘までつかせちゃった!どうしよう!!」

なんですが(これもわかんないですよねー)

ミオは二人の間にあった話とか知らないので、まあ仕方なし

(ウイは内心で笑ってるかもしれない)

 

なんていうか、やっと平常運転

今やっと地に足がついて、ここからまた一歩一歩成長していくミオを応援している仲間たちの心境は 

「やっぱ慣れないことはするもんじゃないよねー」ってところでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

それもそれでまた後には笑い話

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旅の目的は、腕試しでも名声上げでもなく、金稼ぎ。

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